2018.12.30
今年最後の食事会は、いつものイタリアンことマルズさん。昨夜、年内の営業が21時までということで早めに出かけていきました。食事の相手は、諸葛孔明さんではなく黒田官兵衛さんでもでない、デザイン会社のA氏。日本の歴史や文化、特に神社仏閣に造詣が深い方です。私どものホームページを制作、運営し、私のイメージしているものを具現化してくださる、いわゆる参謀のように、いろんなアイデアや理想を実際のものとして表現してくださる頼もしい方です。いつものことですが、額を突き合わせて議論することはなく、歴史や干支の話、世情に、もちろん女性についてなど、仕事とは全く関係のない話題で談笑です。ただ、いつの間にか、「これで、いこう!!」なんて、迷っていたことや、はっきりしなかったことが、確かな形になっていくから不思議です。いかに人生を楽しむかが、共通した生き方だけに、難しい話は必要ないんですね。
27日の夜、記念日にはここと決めているフレンチのデッサンプリュスさん。年末年始が慌しい為、この日に家族だけの食事会。そして、まさかの還暦祝いを受けました。めったに厨房から出ない、ましてや写真嫌いのオーナーでありシェフのK氏にまで参加していただき、記念写真です。そして翌日、隣にいるマダムから、こんなメールをいただきました。「まだ何が自分に向いているかも分からなかった私に接客のおもしろさを教えてくれたのは、他ならぬスグルさんです。いつまでも熱く語るわたしの手本であってください」。還暦のお祝いと共に頂いた、この言葉は、私の宝物になりました。
今年も残り僅か。明日の営業を終えれば、目の前には新しい年。今年は、私にとっても、還暦という大切な年になりました。単に歳を重ねるだけの、一つの通過点だと思っておりましたが、各方面の方々からお祝いを受け、改めて自己や自分の歩んできた人生を見つめなおす、いい機会だということを理解しました。ある方が、トリはシジュウカラ、オンナはゴジュウカラ、オトコはロクジュウからなんて言っておられましたが、その通りかもしれません。干支が一巡し誕生年の干支に還ることが、還暦。本卦がえりの意から、生まれ変わりを意味します。赤ちゃんのように、我儘に泣くことは適いませんが、格好つけることなく、無理をせず、自然体でいようと思っております。多くの縁ある方々に感謝し、これからの出会いに胸を膨らませながら、新しい年を迎えるつもりです。
本日は、スグル個人としての一日早いご挨拶とさせていただきます。
どうぞ、よい年をお迎えください。
2018.12.27
本日の出で立ちです。BOGLIOLI(ボリオリ)のコートを手に持って、Barbanera(バルバネーラ)のコンビウィングチップで足元を固め、着込んだのが、本当に出番の多いTHE GIGI(ザ ジジ)のスーツ。ストレッチが効いているせいか、サイズ44でも窮屈ではありません。昨年の3月、撮影の為、訪ねた盛岡の菅原靴店さん。車から飛行機、バス、電車と乗り継ぎの多い旅でもストレスを感じませんでした。ただ、最近、頻繁に着ているだけに、やや疲れ気味。今夜は、息子の嫁さんを交えての食事会があります。場所は、記念日にはここと決めているフレンチのデッサンプリュス。マダムが以前、スタッフだっただけに、服装にも、預けるコートにもうるさい。ならばと、着替えたのが、こちらです。
直し屋さんから出来上がってきたばかりのDe Petrillo(デ ペトリロ)のスーツ。同じウール素材のギャバジンですが、こちらはストレッチが効いていません。サイズ46を選び、貫禄のクラシックフォルム。フラのおかげで、肩周りに筋肉が付いたのが功を奏したのでしょう。以前なら前肩部分にシワができたのですが、今はジャストサイズです。
中に着ているのは、JOHN SMRDLEY(ジョン スメドレー)の24ゲージのタートルネック。ただ写真のように、穴が開いています。たぶん虫食いでしょうね。見つけたのは、少し前。まだ5.6年ほどしか着ていないのに...。でも大丈夫、修理に出して、また着ますが、問題は今夜。
幸い、同じブラックで、ZANONE(ザノーネ)のミドルゲージを持っていました。ただ着て見ると、タイト。昨年まで46で着ていたのに...です。やはりフラ効果? これからは、48に上がるべきでしょうね。ただ上げてしまうと、ミドルゲージのニットは、スーツのインには窮屈です。やはり、同じJOHN SMRDLEY(ジョン スメドレー)の24ゲージのタートルネックが理想でしょう。サイズSで選ぶことにしました。他に候補はないかと探していると、ありました。FILIPPO DE LAURENTIIS(フィリッポ デ ラウレンティス)のウール・シルク・カシミア タートルネック。ちょうど、ブラックの46があります。昨年、ネイビーを購入。肌に優しい、着心地の良いニットです。こうなると、別にブラックでなくても...なんて、優柔不断な気持ちになってきます。ボルドーで華やかに、オフホワイトで静寂さを装うのもいいかもです。
今夜の食事会で頭が一杯の私スグル。セールの準備で忙しく動き回っているスタッフの視線が気になりだします。ここからが、仕事です。
29日(土)から始まる"ゆく年くる年セール"。蔵庫/マガジーノの商品をグローリーガイに集結させ、スタッフ一同でお届けする平成最後の大イベント。少しずつ移動させておりますが、以前から気になる商品がありましたので、ご紹介させて頂きます。「今夜の食事会に着て行きたい」がテーマ...と、今夜のことが、まだ頭から離れてはいませんが、洋服を選ぶ楽しみとは、こんな、ささやかな思いから生まれてくるもの、なんて開き直っております。
肝心の商品です。上がCIRCORO 1901(チルコロ1901)の「大柄グレンチェック柄 プリントスウェットコート」。マガジーノでは人気のブランド。個人的に持っていないだけに、気になるコートです。そして下のコートはeleventy(イレヴンティ)。いつものパターンで、これ購入!!って叫んでしまうのを、ぐっと抑えた魅惑のコートです。保温性も大事ですが、車での移動が多いため、軽くて、サラッと着てカッコいいコートに惹かれます。ただ、どちらのコートもスーツやジャケットよりも、ニットスタイルの方が適しているコートになるでしょうね。欲張らず、割り切ることがお洒落の秘訣です。
2018.12.22
雲で覆われていた午前中。西の空より青空が広がり、今は、真ん丸な月が出ていますが、実は、満月の前日。日付が変われば、今年最後の満月がやってきます。満ちていく月のエネルギーの大きい時だけに、無理をしがちです。気をつけてくださいね。
今日着ていたジャケットを脱ぎ、羽織ったのが、【EMMETI/エンメティ】の中綿入りボア取り外し付きダブルライダースジャケット「GUGIELMO」。不思議とお値打ち価格のまま、まだ店頭に在庫がありました。温かく着心地もいいし、色気もあるし...渾身のセレクトだったのに...と残念です。
ボアは、簡単に脱着できるスナップ釦方式。取り外した後の処理もきれいです。革の表情もさることながら、魅力なのは色。オリーブがかったブラウンは、自然を感じさせる温もりのある色合いです...は、昨年のブログから引用しております。
着心地の良さでは、こちらも負けてはいません。ジャケット型 ゴートスエードブルゾン「RAFFAELE」です。サイズ46のみとなっていますが、合う方がありましたら、価格も含め、かなりのお勧めです。来季は、再び、スウェードの人気が再燃するはず。スムース(表革)とは、また趣の異なるスウェード素材。中綿は入らない為、春レザーとしてもお使いいただけます。
先日、個人買いした【DREW&CO./ドリューアンドコー】のコーデュロイ風ニットジャケット。ラルディーニのニットなどを手掛けるデザイナーのアンドレア・アンドレア氏。彼の作り出すヴィンテージ感溢れるニットは、以前から大好き。オリジナルブランドを立ち上げると知って、迷わずにバイニングしたものです。ただ、昨年、展開場所とご案内とをマガジーノに任せたばかりに、商品に対する思いが伝わりきれていなかったと反省もしております。そして、上の写真のバスケット編み タートルネックニット「CICLISTA」は、ネックと身頃部分の編地変化が美しい逸品です。グレイのXS(46)のみとなっており、思わず購入!!と手を上げましたが、1週間、待ちます。まずは、貴方の為にです。
このニットを買うとすれば、これも欲しい...と、服欲に際限はありません。羽織ったのは、カモフラージュ柄のダウンベスト。【eleventy/イレヴンティ】のものです。今季から登場の「PLATINUM/プラチナム」ラインは、イレブンティの直営店用に企画されたスペシャルコレクション。どうりで...です。
【eleventy/イレヴンティ】で掘り出し物と言えば、
私がセレクトした際には、何とも思わなかったけど、今、すごく気になるブルゾン。そう言うのは、ジュニア。心も身体も成長した証拠です。彼が、お気に入りとして羽織ったのが、同色ながらも、ナイロンとウールの素材の変化で表情をつけた「立ち襟切り替えダウンブルゾン」。裏地の赤が情熱的です。
私はといえば、このPコート。リング状の編地が、保温性を高めると共に、他のPコートにない押し出しのある、存在感を示します。女性が弱いタイプのコートですね。彼女のプレゼントを脇に抱え、颯爽と...。クリスマスには最強です。
まだまだ、気になるものはありますが、本日は無理をしません。満月前夜をゆっくり自宅で寛ぎます。狼になるのは、もう少し先です。またお会いしましょう!!
2018.12.19
新鮮、それとも懐かしい...どう思われるかは、世代によって違うはずです。このダッフルコート、実は25年前に購入したGLOVERALL(グローバーオール)のものです。かつて、世界の一流図鑑のGLOVERALLの取扱店には、決まって私どもGLORY GUYの名が連なっていたほど、馴染みの深いブランドです。イタリアのファクトリーブランドに力を入れるようになってから、次第に店頭から姿を消してしまいましたが、TAGLIATORE(タリアトーレ)の展示会で提案されていたり、街中で見かけたりと、今、また注目されているようです。実家にあるクローゼットの奥から引っ張り出してみると、ここ15年は確実に着ていなかったダッフルですが、虫に喰われている様子もなく、健在です。念のために、購入以来、初めてクリーニングに出し、息子の前に出すと、目を輝かして、見入っている姿。「着るか?」と聞けば、二つ返事でした。もう既に、この時点で彼のものです。グレンチェックの裏地は、当時の限定モデル。価格も10万円以上していたはずです。ただ、サイズを見ると、イギリスサイズで42。本来なら、38でジャストなはずなのに、なぜオーバーサイズで購入してしまったのか? その時代の着方も反映しているのでしょうが、当時はサイズ選びより物欲の方が強かったことも一因です。20代の頃、初めて購入した、憧れのDENT(デンツ)のペッカリーグローブも、本来なら、7.5で買うべきところを8.5で気にせずに購入していたんです。後で後悔しましたが、当時は手に入れることに夢中だったんでしょうね。それも勉強です。そういえば、意図的にですが、隣りにEMMETY(エンメティ)のムートンダウンダッフルが並んでいます。
蔵庫/マガジーノのマスヤマが着用して、ご案内させていただいたのが、9月1日。ジュニアと共に若い二人が選んだダッフルコート。皆さんは、どちらが今の気分なんでしょうね。
切角なので、TAGKIATORE(タリアトーレ)のダッフルコートも並べてみました。デザイナーのピーノ氏が作るダッフルは、原型に忠実です。
個人的に気になるのは【LE PAR-DESSUS/ルーパーデッシュ】。世界的に有名なスウェーデン人デザイナーのPeter Simonssonがディレクションしている、フランス発アウターブランドです。甘い顔立ちが、微笑んでいます。
"100年続くショップ"がテーマで、書き始めたダッフルコートの話。上手く、お伝えするには、もう少し時間がかかりそうです。30周年を迎える際にでも語らせていただきますので、本日は、この辺で...
2018.12.14
12月の第一週の火、水曜日に出かけるのが、恒例となった男だけの慰安旅行。4、5日と北海道に出かけてきました。昨年が北海道だったことから、九州か沖縄に行く予定でしたが、震災後だけに、微力ながらの支援旅行に変更です。
前日が東京出張だっただけに、遅い時間のフライトは助かります。11時45分に離陸すれば、13時25分には新千歳空港に到着。1時間40分の、あっという間の空の旅です。
空港で待ち合わせです。この日の皆の出で立ちは、HERNO(ヘルノ)派のナグラさんとタカイちゃん。MooRER(ムーレー)派の辻観光の辻さんとマスヤマくん。今回も不参加を表明したジュニア。もし参加していたとしたら、彼のバイニングで初登場したPYRENEX(ピレネックス)を着てきたことでしょう。私はといえば、昨年がムーレーでしたので、今回はヘルノを選びました。
新千歳空港から最初の目的地,小樽までは電車で、1時間15分ほど。この3人、いつもながらの微妙な立ち位置。仕事の時も、こんな感じです。
ここは、長年の付き合いだけに、自然ですよね。
この日の小樽は、午後3時現在で13度と、異例の暖かさ。マフラーもグローブも必要ありません。何度も来ているので、観光なしで、八田寿司さんへと向かいます。その前に、個人的に大好きな喫茶店「光」。本当は一人で行きたいところですが...
昨年の小樽運河です。私が「光」で珈琲を飲んで一服している頃、彼らは寒そうに手を振っていました。
観光したいとは、誰も言いません。下戸のタカイちゃん以外、頭にあるのは、酒と寿司。4時には到着です。
ここ岡崎と比べると、日が沈むのは早く、既に暗くなっています。そして降りだしたのは、雪でなく、雨。時間と共に強くなってきました。
八田寿司さんの目の前にある郵便ポスト。上が今年、下が昨年です。移動で大変な思いをした昨年。今回は気温も含め、ずいぶん楽な旅になりましたが、なんとなく風情のない景色です。
八田寿司さんは、カウンターのみで8席。昨年は、私の友人たちも参加し、貸切でしたが、今回は5人。空いている席には、常に韓国の若者が。最初は、20代の姉妹。そしてカメラを向けたら快く応じてくれたカップル、その後も若い男性3人組と続々と来店です。そういえば、韓国語のメニューまで用意されていました。ただ、彼らの滞店時間は短く、長くて30分程。定食を食べて、帰っていかれるようで、回転寿司、いや回転のよいお客さんたちです。私達のように、4時から7時まで、じっくり飲みながら、寿司を摘むわけではありません。外の景色だけではなく、店内の風景もいつもと違う今回の旅。
変わらなかったのは、大将とおかみの笑顔。この写真は、昨年のものですが、韓国の若い女性の来店に、もう少し目尻が下がっていたような...。いや気のせいでしょう。今回も、ここ岡崎では食べることのできない美味しい寿司をしっかり握ってくださり、ありがとうございました。

