2017年夏、八ヶ岳への旅

 できることなら感動が冷めやらないうちにブログに綴りたかった八ヶ岳の旅。もう1週間が過ぎてしまいました。レディース店のスタジオ開設にあたり、知り合うことの出来た八ヶ岳、正式に言えば、山梨県北杜市長坂にお住まいのインテリアプランナーの浅井さん。4月に紹介してくださったオフィス・ソウイチの浅井氏とカメラマンの稲垣さん、そしてカシェートのオーナー、よしのさんと私の4人で会いに行ってきました。

 同じ年の7月。誕生日を挟んだ21日と22日には、一人で出掛け、清里の清泉寮へ初めて宿泊。翌朝、桃の直売場で大量に買い込み、知り合いにお福分けです。そして、この夏は、娘を連れて...いや、カシェートのオーナー、よしのさんと共に、出かけてまいりました。結婚して30年。ジュニアが生まれる前、神戸を訪ねて以来、23年ぶりの二人だけの旅です。昨年、愛犬シェリーが15歳で旅立ち、成長したジュニアは彼女にまかせ、ようやく二人で出かけることができたこの夏、それでも忙しい彼女には、ずいぶん前から予約が必要。車の運転に信用がないだけに、電車ならと、やっと実現した旅でした。

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 名古屋駅、9時ちょうどのワイドビュー「しなの5号」に乗り、塩尻で普通電車に乗り換えれば、12時5分には小淵沢に着きます。岡崎からは、ほぼ4時間ほど。車より少し時間はかかりますが、ゆったりとした気分で移動できます。小淵沢駅に着けば、名古屋から車で来た学生時代の友人夫婦と合流です。

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 お腹が空く頃です。出かける前に予約しておいた"旬菜美酒 庫楽/KURA"。屋号が、蔵庫/magazzinoマガジーノと似ており、親近感が沸きます。昨年、4月に八ヶ岳在住の浅井さんが案内してくれたのが、山間にある、この和食屋さん。ご夫婦で切り盛りされていて、奥様が富山出身と言うこともあり、新鮮な魚を使った創作料理を出してくれます。東京からのお客様が多く、この日も満席で、やはり予約は必要。かなり多くの酒もおいてあり、次回は夜に訪ねてみたい店です。

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 清里開拓の歴史と共に歩んできた清泉寮本館。三角形の屋根が特徴です。「早めにチェックインして、のんびりするのもいいね」の意見は、若者ではないだけに、すぐにまとまります。ただ食欲に関しては年齢とは関係ないようです。

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 と、この絵になるのですが、相変わらず可愛い...

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 オヤジたちは、すぐ座りたくなりますが、高校時代の同級生の山川君。実は事情ありで、私より年は3つ上。でも若々しい...

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 下界の暑さとは無縁の心地よい清里。もう少し探索しようと言うことになり、向ったのは八ヶ岳高原ロッジ奥にある音楽堂。周りに誰もいないことをいいことに踊りだす私。友人たちは呆れておりましたが、本人はいい気分です。もちろん、フラです。

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 こちらが新館のエントランスとロビー。昨年は、ノスタルジックな本館でしたが、今回は新館で部屋をとりました。既に暖炉には火が入り、一足早い秋の準備でしょうか。

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 天井の高い開放感ある部屋。寝室の南側には暖炉付きのリビング。ウッドデッキからの眺めに心和みます。

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 夜の食事は、不精なオヤジにとっては面倒なブッフェ形式。特にアルコールが入れば尚更。ただ、和洋両方の料理を楽しめるだけに、女性陣には好評です。そして、メインの食事が終わり、デザートタイムに起こった嬉しい出来事。

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 サプライズです。友人夫婦が秘かにホテルに伝えておいてくれた私の3歳の誕生日。いやいや、ただ、ろうそく3本は、いったい何を意味するのでしょうか。

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 久しぶりの二人の夜。緊張しすぎで爽やかとはいかない、寝不足で迎えた朝。ただ今回、移動は早起きで熟睡の友人の車です。安心して、次の目的地に出かけることができます。

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 八ヶ岳行きの一番の目的と言ってよいでしょう。北杜市の桃園で直売されている桃。価格の安さに思わず大量買いし手しまった昨年。ただ残念なことに、今回は到着時間が遅れたせいで、既に終了してしまっておりました。でもスーパーで買うことを思えば、ずいぶんお値打ち。出荷用の粒の揃った桃を2ケース購入しました。

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 そして次に向ったのは、浅井さん推薦の蕎麦や"翁"。蕎麦好きなら説明の入らないほど有名な店です。創業者の高橋邦弘氏が自家製粉に取り組んだ最初の店が、この「長坂翁」です。

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 森の中にひっそり佇む素朴な建物。関東圏ナンバーの車で、駐車場は満車です。店の周りには順番を待つ人で溢れていましたが、木々が多いために木陰にいれば、涼風の心地よさに待つ時間は苦になりません。

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 箸をつけた後の写真で申し訳ありません。注文したのは、ざるそば。きれいな蕎麦の色です。他に、少し太めのしっかりした食べ応えのある田舎そばがあり、こちらは次回の楽しみです。価格は880円。良心的です。少し物足りないかと感じるかもしれませんが、朝食をしっかりとった昼には、ちょうど良い量です。

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 ウイスキー好きの友人にとって、ここは外せません。サントリーの白州蒸留所です。町を流れる尾白川は銘仙百選。水のきれいなところで作られるシングルモルトウイスキー。現在、白州は品不足でなかなか手に入らないようです。

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 懐かしい赤玉ポートワインや角瓶、子供の頃、実家のサイドボードには必ず置いてあったオールド、やっぱり好きな山崎、などサントリーの銘柄がずらり。でも白州の姿は、ここでも見つかりませんでした。とりあえずのビール、そしてワイン、そしてもう一軒でのモヒート。この旅を機会に、もう少しウイスキーに親しんでみたい...そんな思いは、2日後には実現しておりました。

 白州蒸留所を出て、小淵沢駅に向います。時間は、まだ15時前。ダンス好きのよしのさんは、夜に開催されるズンバ教室に、どうしても参加したい、そんな彼女の思いを無視するわけにはいきません。名古屋に着き、慌てて名鉄電車に飛び乗り、どうやら時間に間に合ったようです。私はと言えば、荷物を預かり、そのまま駅に隣接するホテルのラウンジへ。ゆっくり珈琲を飲みながら、旅の反省会。仕事帰りの混み合う時間を避けての帰宅でした。

 駆け足でご報告させて頂きましたが、如何でしたでしょうか。プライベートな話ですので、さらりと読んでいただければ幸いです。

 

八ヶ岳報告 自然の恵みのお福分けです!!

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 翌朝、清里は霧雨。視界不良でした。まるでアジサイ気分。気温も20度ほどで肌寒いぐらいです。早起きをして向ったのは、

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 北杜市にある桃園。案内してくださったのは、

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  この秋、リュニューアルオープンするCachette/カシェートのプランニングを受け持っていただく浅井さん。もともとは東京出身で大手のハウスメー カーに勤務。11年ほど前に八ヶ岳に魅せられ、移住。現在はインテリアプランナーとして忙しく走り回っておられます。この日も忙しい中、無理にお願いして 案内してもらいました。

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 ほんの少しだけ傷があったり、大きさにばらつきのある桃は、驚くほどの値段です。その安さに思わず3ケース。いや、もっと買っておくべきでした。右手前は、浅井さんからいただいた自家栽培のズッキーニとししとう。

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  この日、7月22日は私の誕生日。当然、彼女は知りませんが、素敵な自然の恵みをプレゼントされた思いです。ありがとうございます!!  1週間前の東京では、神戸のチンクエクラシコの藤原社長からサプライズの誕生会。素敵なプレゼントまで頂き、今年の誕生日は華やかです。よい歳を迎える ことができ、心より感謝しております。

 岡崎に戻り、お福分けです。実家へ、いつも美味しい珈琲を出してくれるタスクカフェへ。そこに集まる人たち、もちろんスタッフやご来店いただいていたお客様にも、またまたいつも酔っ払いの相手を優しくかわしてくれるイタリアンや小料理屋の オーナーにも。まだまだ持っていきたいところは山ほど。やっぱり、もっと買ってくれば良かった...です。今度、この時期に出かけたなら、トランク満載で帰っ てきますね。

八ヶ岳報告 清泉寮に泊まります!!

 15年前は、通過点だった清泉寮。長年、乗っていたイギリスのローバーGSエステート。オースティン モンテゴエステートと言ったほう分かりやすいでしょうか。愛着のある車でしたが、後半トラブル続きで、遂に乗り換えることに。苦労した分、反動は大きかっ たのでしょう。乗り換えたのは、頑丈・丈夫なイメージのドイツ車。2度目ですが、新車は初めてです。速度無制限道路のアウトバーン仕込のドイツ車ともなれ ば、高速道路をかっ飛ばし、ワインディングロードを颯爽と走り抜けたいもの。そこで選んだ場所が、八ヶ岳。当時、カー雑誌などの撮影場所として知られてい た八ヶ岳高原ロッジ。清里から少し奥に入った場所にあります。秋の日差しの下、清里高原の心地よい風に吹かれながら、この時 もなぜか?一人、アイスクリームを食べた思い出が蘇ります。

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  1980~90年代、私たちの青春時代には、清里は「恋人の聖地」。"私をスキーに連れてって"同様、恋人たちの憧れの場所。なのになぜか、いつも一 人...。夏ともなれば、当時の清里駅には人が溢れ、あちこちに建てられたペンションは予約が取れないほどでした。そんな清里ブームの中心的な建物が、ここ清泉寮だったのです。

 現在、ロッジ、コテージ、レストラン、キャンプ場を有する宿泊・研修施設ですが、建設当初の1938年は、清里開拓の父と呼ばれるポール・ラッシュが指導した教育実験計画の一環としての日米協会青年活動による中心施設...調べてみてください。同じことが書いてあります。清里の育ての親は、代名詞であるソフトクリームもポール・ラッシュが生み出し、清泉寮の喫茶メニューにもなりました。当時、カレーライス600円の時代に250 円のソフトクリーム。乳牛として育てられた牛から取られたジャージー乳を使用したソフトクリームは、「濃厚でおいしい」と口コミで人気が広がったようで す。

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  本館のカウンターにもポール・ラッシュ博士の写真が飾ってあります。先に進むとこじんまりとしたロビーがあり、まだ出番のない暖炉とさりげなく置かれた書籍が、冬の夜の読み聞かせを連想させてくれます。通路を挟んで反対側にはミーティングルームがあり、その隅に卓球台が置いてあり、懐かしい風景を見るこ とができます。次回、来る時は冬が良さそうです。車ではなく、乗り物を乗り継いで。できることなら、一人でない方が嬉しいのですが...。そういえば、明後日の 水曜日、ジュニアが伊勢神宮に行くそうです。「誰と?」と問えば、「一人で」だそうです。血は争えませんね。

 日が沈み、更に静けさが増します。温泉に入った後は、いよいよ待望の食事。この時間だけは、一人を避けたいものです。以前、泊まった高原ロッジで、恥ずかしい思いをしたことがあります。一人で食事をしていると、手持ち無沙汰で、ついつい飲みすぎるのです。部屋に戻ろうと立ち上がった瞬間、よろけて千鳥足。何事も無かったように席に戻り、酔いを覚ましましたが、見られていたとしたら恥ずかしい限りです。今回、ありがたいことに素敵な女性と一緒。美味しい地ビールにワイン...。ただ、その後は、やはり一人でした。

 

八ヶ岳報告!! 少しだけですが、ご覧ください。

 八ヶ岳報告です!!

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 今回の旅の出で立ちは、仕事では着ないカプリシャツを選んでみました。バルバのです。休み気分を味わうには最高のモデル。コットン・リネンのシアサッカーは肌にまとわりつくこともなく、心地よい着心地。それに昼間のドライブには最適。というのも窓から差し込む夏の日差しを遮ってくれます。パンツは、昨年購入したヴィガーノのドローコード付きシャンブレーパンツ。2年続けてオーダーしたのに、今季もあっという間に店頭から姿を消してしまった人気アイテム。生地があれば、来春夏も展開しようかと秘かに企んでいる次第です。靴は5.6年前に購入したスムースホワイトのドライビングシューズ。どこのブランドだったか思い出せません。帰宅したら確認してみます。忘れてはいけないのが、帽子。ヘレンカミンスキーの中折れ帽です。因みにサングラスはミラノのショップで購入したミクリ。時計は30年ほど愛用しているオメガです。バッグはもちろんのCISEI。車を使っての一泊なら、これで十分です。お土産は、天明2年(1782年)ここ岡崎で創業した菓子屋「備前屋」さんの手風琴。こし餡を発酵バターで作ったパイで包みこんだお菓子です。珈琲にも紅茶にもお茶にも合う為、お土産の定番として使わせていただいております。

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 ついでにといったら怒られるかもしれません。ちょうど仕事に出かける時間が重なったジュニア。一緒に行くかと誘ってみたのですが、体よく断られました。昨年は一緒に山口の萩・島根の松江、出雲の旅に同行したのに...。どうやら今は仕事が優先のようです。

 と順調に話を進めてきましたが、明日、明後日と東京、木曜日は大阪と今週は出張が続きます。今年のテーマは「じっくり、ゆっくり、ゆとりを持って」です。この続きは、また後日ご報告させて頂きますので、少しだけ待っていてください。

「毎日が地獄です」...第4回グローリーガイ慰安旅行最終報告

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  大分と言えば、源泉数、湧出量ともに日本一を誇る別府温泉。最後の目的地に到着です。ここは、露天風呂。それも混浴...なんちゃってです。名勝「海地獄」で す。今から約1300年前、鶴見岳の噴火によりできた熱湯の池で、海の色に見えるところから名付けられたそうです。間違って入ろうものなら、温泉玉子状 態。なんせ、湯の温度は98度もあるんです。

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 この感動は、彼に表現してもらいます。

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 こんな感じです。相変わらず、カメラマン、タカイが撮った写真にダントツの多さで登場しております。

 そして、この方にも、

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  コメントしづらいリアクションです。この方、私のブログによく登場するので、既にご存知の方も多いかと思いますが、念のために。もちろん、スタッフではあ りません。アパレルのフランチャイズ業界の中では、とても有名な方。昨年もファッションビジネス専門誌「繊研新聞」の一面を飾っておられました。業界の方 なら、「どこかで見かけたような...」と思うに違いありません。25年来の友人で、ここ竜美丘ガーデンプレイスのデベロッパーでもあります。街外れの住宅地で静かに商いをしていた私をたぶらかして?、こんな賑やかな場所に引っ張り込んだのも彼です。でも今のグローリーガイがあるのは、この方のおかげですね。感謝しております。

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 女性が一人、ポーズを撮りながら自画撮りをしています。美しい方です。ただ、声をかけたら、そこから恐ろしいことが始まる予感が。そう、ここは名勝「血の池地獄」。

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 鬼が出て、地獄で血祭りに上げられてしまいます。「くわばら、くわばら」です。ここは"触らぬ神に祟りなし"の精神を貫き通しましょう!

 切角ですので、ナグラさんの意見も聞いてみます。

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 だそうです。

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 「また、後ろからっ!」。いや、私の横にいるのは、タカイ。ということは、誰が撮ったのでしょうか?まぁ、この角度なら大丈夫ですが...。先程、自画撮りしていた女性が足湯をしておりましたので、急ぎ、靴と靴下を脱ぎ、裾をまくりましたが、ほんの数秒差です。行ってしまわれました(涙)。

 福岡、佐賀、大分と九州3県にまたがっての一泊二日の旅。欲張りな日程でしたが、この場所を後に福岡空港に戻ります。

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 今回の旅は、どうでした?  ナグラさん。

 地獄と反対の天国にいるような気分でした!!

 そんなに良かったの?

 いやぁ、美女に囲まれて、幸せでした!! まるで夢の中にいるような...

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 それって、夢でしょう。ナグラさんの隣りにいつもいたのは、この二人ですよ。

  ・・・・・

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 無事、名古屋空港セントレアに到着です。年を跨いでの旅報告。お付き合い頂き、ありがとうございます。第5回の慰安旅行が実現できるように、今年も皆で頑張ります!! 応援、よろしくお願い致します。

 

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