新年、最初の仕事です。

 明けましておめでとうございます。

 昨年中は大変お世話になりました。本年も宜しくお付き合いください。

 駆け足のごとく過ぎ去っていった2012年。若い時は早く大人になりたいという気持ちが強く、時が経つのが遅く感じたものですが、最近はあっという間に一年が過ぎてしまいます。今年は、もう少し歩幅を狭めて、じっくり日々を過ごしていこうなんて思っております。

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 ここ数年、新年を迎えた日に「えと縄」を正面入り口に飾ります。これは、昔から家族の幸せと健康を祈り、災いや魔を祓うために飾られた「注連縄」に干支人形を付けたオリジナルの正月飾り。昨年、クリスマスの飾りつけをしないで終わってしまいましたが、日本人として正月飾りは特別な物です。「えと縄」を飾ることは、新年を迎えた私の最初の仕事となっています。

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 平成25年の干支は「巳」です。動物に当てはめると蛇になります。少し調べてみましたので、お読みください。

「巳」(み、し)という字は、胎児の形を表した象形文字で、蛇が冬眠から覚めて地上にはい出す姿を表しているとも言われ、「起こる、始まる、定まる」などの意味があります。

「巳」を動物にあてはめると「蛇」になりますが、古来より、蛇は信仰の対象となっており、谷神(やとのかみ。谷や低湿地を司る)、豊穣神、天候神などとして崇められてきました。祭祀や祀りごとの「祀」に「巳」が用いられているのは、「祀」とは自然神を祀ることをいい、自然神の代表的な神格が巳(蛇)だったからです。

また、蛇は脱皮をすることから「復活と再生」を連想させ、餌を食べなくても長く生きることから「神の使い」として崇められ、全国各地に蛇神を祀っている神社があります。たとえば、七福神のひとつである「弁財天」は蓄財と芸能の女神ですが、蛇の形をした神として祀られていることも多いです。また、蛇の抜け殻を財布に入れて蓄財を願うなど、お守りにする風習が今でもみられます。

巳の特徴は探究心と情熱。蛇は執念深いとされていますが、恩を忘れず、助けてくれた人には恩返しをすると言われています。

 

 蛇は苦手という方も多いかと思いますが、これを読むと蛇に出くわした際に、ついお辞儀をしてしまいそうです。今年は、無駄を無駄とは思わず、蛇行、蛇足で行くのもいいかもしれませんね。きっと、そこに新たな発見があるような気がします。

 本日、ご紹介させていただいた「えと縄」は、岡崎の守り神【うぶすな】さんのオリジナルデザインです。今年は、既に完売しておりますが、ご興味のおありになる方は、H.P.を覗いてみてください。

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