一足早く晩秋の空気に包まれて・・・

 11月に入ったにも拘らず、気温はなかなか下がりませんね。暦の上では来週の火曜日、8日が「立冬」です。今週は、まだ暖かく、来週から少し気温が下がりそうです。店頭では、ほぼ冬物の入荷を終え、冬支度は整っております。

 今月の終わりから、2012年秋冬物のプレコレクションが始まります。そして年が改まって、1月10日から恒例のイタリア・フィレンツェでPITTI IMMAGINE UOMO(ピッテイ ウォモ)が開催されます。もちろん今年も行くつもりです。その後、日本でメイン展示会の発注を2月末にかけてと、3ヶ月間は次の秋冬シーズンに向けて奔走します。そんな忙しい日々を前に、入荷が一段落したこともあり、2日ほど休みを取って、晩秋の信州に行ってきました。

 いつもなら、カメラを片手に歩き回るのですが、今回は敢てカメラを持たずに出かけました。特別な意味は無く、なんとなくです。火曜日の午前中、仕事を済ませ、一路信州松本へ。このブログをよく見てられる方なら、私が城好きなのをご存知かと思います。子供の頃、岡崎城が私の遊び場と言うのも大袈裟ですが、よく遊びに行きました。また、16歳の時、初めての一人旅で九州に行った際、熊本城の豪壮雄大さと美しさに感動を覚えたのも記憶に新しいことです。

 今回は、話題の映画「神様のカルテ」や連続テレビ小説「おひさま」のロケが行われた松本城が最初の目的地。その後、車の窓を開けて心地よい秋の風を一杯感じながら、宿のある蓼科へと向ったのです。食事の後、テラスで夜空一杯の星の下、普段は吸わない葉巻を贅沢に楽しむつもりでしたが、寒さには勝てません。火をつけるや早々と室内に戻ってしまいました。ザノーネのロングTシャツの上にスリードッツのショールカーディガンとモンクレールの薄手のダウンベストを羽織ってるにも拘らずです。やはり標高が1500m近くあると日が沈んでからの気温は、ぐっと下がります。共有フロアには大きな暖炉が置いてあり、宿主が言うには、「これに火をくべるのは、もうすぐです。」と。すでに蓼科は晩秋で、長く厳しい冬の準備に追われています。

 翌日、別名「諏訪の浮き城」で有名な高島城と4つある全ての諏訪大社を回って、途中、蕎麦を食べ、りんごをかじりながら、無事仕事場に戻ってきました。一足早く晩秋の空気に包まれてきたことを報告させて頂きます。明日からは、また皆さんの冬支度のお手伝いをさせていただきますので、よろしくお付き合いください。

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