23日（木）夜9時過ぎ、イタリア出張を終え、中部国際空港を出ると、外の蒸し暑さ、空気の重さにやっと日本に帰ってきたんだと実感させられます。それほど、イタリアの空気は、さわやかで、陽射しが強いわりに暑さを感じません。日が暮れる8時頃には、シャツの上に1枚羽織るものが必要なほどです。最後の地、パリは肌寒く、既に秋の気配さえ感じます。

　さて、現地でのご報告ができなかった今回の出張。まずはローマ、テルミニ駅から

 
　このテルミニ駅は、イタリア映画の巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督制作「終着駅」の舞台となった駅です。イタリア語での原題は「Stazione Termini」。このテルミニ駅を舞台にした恋愛映画ですが、クリスチャン・ディオールの衣装をまとったジェニファー・ジョーンズは素敵でした。モンゴメリー・クリフトは、私の母が大好きな男優で、いつも映画の話になると彼の名前が出てきます。

 
ローマからフィレンツェまでは、ユーロスターで移動です。少し贅沢をして１等車に乗り込むと、車内は席数も少なく、ゆったりとした気分で旅を楽しめます。

 
窓から見る景色は、北海道に似てるのでしょうか。所々に干し草があり、冬に備えています。

 
乗ること１時間４０分。フィレンツェに到着です。いよいよ仕事です。この足でピッティの会場に向います。