雨、晴れ、曇り

 一昨日は冷たい雨、昨日は汗ばむほどの晴天、そして今日は、どんよりとした曇り空と、天気は安定しません。

 雨の日は、好きです。雨の日にコートを着て運転するのも好きです。ただ、最近の雨は極端。密度の多い雨が強く降るので、情緒はありません。雨は、しとしと降るのが良いのです。

 昔、「英国紳士は、傘をささない。傘をさすのは、ダサいことで、紳士はステッキを持つものだ。」と言うことをよく聞きました。現在の雨傘の原型が生まれたのは18世紀中期のロンドン。イギリス人のジョーナス・ハンウエイという人が発明したとされています。当時の傘と言えば、女性が持つ日傘しかなく、彼は人々の嘲笑にもめげず頑なに自分の発明した傘をさして雨の街を歩いたそうです。19世紀になると、細く巻いた傘が紳士の持ち物として流行し、今までのステッキに代わり雨傘を腕に携えて歩くのが粋とされるようになったのです。「頑なさ」が流行を作るよき時代です。

 レインコートを身にまとい、傘をささないイギリス人。バーバリー、アクアスキュータムなど、数多くのレインコートブランドが生まれたのも納得できます。マッキントッシュのゴム引きコートも正にレインコートの名作です。なのに傘の名品が多いのもイギリス。面白い話ですね。

 私がコートを着て、車の運転をするのが好きになったのは、イギリスではなくイタリアに出かけてから。ローマでもフィレンツェでも小雨の中、レインコートを着て、運転している姿を見て憧れてしまったのです。小雨なら傘をささずにレインコートの襟を立てて颯爽と歩いたり、車を運転する際にブルゾンやコートを着るスタイルは、大好きです。

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 雨が降った翌日は、澄み切った空の下、緑がきれいです。道路の分離帯に咲く多くのつつじの花とハナミズキの花に心和まされます。桜の散った後の楽しみです。ハナミズキは、1912年、当時の東京市長であった尾崎行雄氏がアメリカ、ワシントンD.Cへ桜を贈った返礼に贈られたのが始まりです。

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 そして、我が家の庭に咲くハナミズキの花。昨日見た白の花ではなく 紅色です。ハナミズキは、英語ではDOGWOODと呼ばれます。樹脂の煮汁が犬の皮膚病に効くとされることで、そう呼ばれているみたいです。愛犬シェリーがいつもハナミズキの下で昼寝をしているのは、そのせいかどうかは分かりませんが・・・。因みに、ハナミズキの花言葉は、「私の思いを受けてください、公平、返礼、華やかな恋」。う~ん、どこかで使えそうです。

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 長くなりました。雨、晴れ、曇りと、この3日間の日記みたいなものです。友人にブログは、毎日載せたほうがいいよと言われ、でも毎日は無理なので、一まとめにしてみました。大した話ではなく、日常の思いを書き綴ってみましたが、筋の無い話で恐縮です。ご容赦ください。

 


 

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