古木の梅・白玉(はくぎょく)

 人が長い年月をかけて築いたものも、どんなに最新の技術を用いたとしても、自然の力の前では全く無力です。先週の金曜日の午後に起きた東北・関東大地震。時間と共に被害の全容が明らかになり、今後、さらに拡がりそうです。

 私も地震の前日、東京へ日帰りの出張に出かけていました。一日、ずれれば普通には帰って来れなかったはずです。今まで、普通だったり、当たり前だったことが、一瞬のうちに消えてしまったり、出来なくなってしまう。とても恐ろしいことです。

 昨日は、休み。早速、街に出て募金をしてきました。今、できることは、被災者の救援の邪魔をしないこと、毎日を大切にし、自分たちに与えられた仕事を一生懸命やることです。商売に関わる人間として、少しでも利益を上げて、社会に還元できればと思います。

 さて、昨年の11月、20周年記念の際に発表させて頂いたGLORYGUYプロデュースの【RAGAZZO ETERNO(ラガッツォ・エテルノ)】。服などのモノだけとらわれず、様々な分野で企画をしていきたい、そんな想いから生まれたブランドです。現在、その集いを月に一度、岩津天満宮の本殿横にあるカフェ「余香殿なおらい」さんにて開催しております。通常は、4時までの営業ですが、無理を言って、夜7時から2時間ほど開けて頂いております。真っ暗な境内の本殿横に僅かな明かりが見えると、そこが「余香殿なおらい」さんです。

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 上の写真は、カフェの中庭にある樹齢100年以上の一重白梅の古木。古木に咲く白玉(はくぎょく)の花が、ライトアップされたことで、とても幻想的です。昼間とは趣の異なる景色にうっとりです。2月22日(火)、二回目のラガッツォの集いです。毎回、テーマを決めて話し合います。この日は、政治哲学を専門とする学者、マイケル・サンデル著”これからの「正義」の話をしよう”をもとに「正義」について語り合いました。少々、照れくさいテーマですが、話していくうちに、皆、真剣になっていきます。

 次回、三回目の集いは、3月22日(火)の夜7時からです。今回のテーマは、「絆」。震災の後だけに、このテーマでは、と友人の提案です。テーマを投げかけておいて、本人は仕事が忙しく欠席です(仕方ありません)。今回の集いに参加されるのは、男女合わせて7.8人。私の魚の目を治していただいた「ラブオアシス」の女性オーナーも参加されます。もし、ご興味のあられる方、参加をご希望される方がありましたら、SUGURUまで、ご連絡ください。また、5月頃、ラガッツォのパーティを、ここ「余香殿なおらい」さんで開こうと計画しております。その際には、ぜひ皆さん、集ってください。

 「東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春な忘れそ」  菅原道真

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