今年も残すところ3日。年末の慌しさの中、気持ちを落ち着かせようとパソコンの前に座っています。振り返れば、東奔西走の一年でした。新しい年を迎えるときぐらいは、ゆったりとした気持ちでいたいものです。

　今週の月曜日に「あたたかい会」主催の”望念会”に行ってきました。一年の苦労を忘れる為の忘年会ではなく、新しい年を前に、希望を念じる会です。「あたたかい会」と言うのは、合同会社で、2007年2月に様々な職種の人たちや学生と共に主婦が中心になり活動するボランティアの会として発足されました。今年9月に行った「ありがとう秋のマルシェ」など、グローリーガイ・カシェートの様々なイベントにも、多くの会の方が協力してくださっています。

　夕方の6時から12時まで、2,30人ほど入ることのできるカラオケルームを貸しきっての宴会です。閉店後、もう皆さん顔馴染みの浅井氏と連れ立って参加させて頂きました。カラオケはもちろん、ビンゴゲーム、一人一芸、プレゼント交換など、温かい雰囲気の中、時間は過ぎてゆきます。その中で、浅井氏から、とても貴重なものを見せて頂きました。これです。

　《もう顔馴染みの浅井氏とピアニストの橋本真裕美さん（妹です）。》

 

　上の写真は、熊野本宮大社の神門です。熊野本宮大社は、熊野三社の一つで「紀伊山地の零場と参拝道」の一部として世界文化遺産に登録されています。その神門には長さ4.5メートル、重さ250キロの大しめ縄と大絵馬が。そして今年から、大絵馬の両側に「やた烏しめ縄」が飾られています。実は、この「やた烏しめ縄」を制作、奉納されている方が浅井氏なのです。

　そして、「やた烏しめ縄」の真ん中には、今年の干支「寅」が。一年間、熊野本宮大社の神門で参拝者を見守ってきた干支「寅」の飾りを今回、お持ちいただいたのです。こんなにも近くで見ることができるなんて・・・。思わず触ってしまったほどです。本当に、浅井氏の才能に感動、感謝です。

　J・W・BRINEのカーゴパンツ？を穿いて取り付け作業をしているのが浅井氏。

　今月の10日、新年の準備の為に大絵馬、大しめ縄が変わり、新たに来年の干支「卯」が付いたやた烏しめ縄が取り付けられました。皆さん、参拝に行かれ際には、ぜひご覧ください。

　来年の干支「卯」。うさぎは、ことわざに「うさぎの上り坂」とあるように、よい方向に進む躍動感ある生き物です。来年は更に、卯ーんと良い年になりそうです。

　さて、宴もたけなわ。しかし、貸しきり時間の12時です。「歌い足りないでしょ。」の浅井氏の鶴の一声で、別の部屋を借りて2時間、歌いまくりです。久しぶりの午前様でした。