久しぶりです。なかなかパソコンの前に座ることのできない最近の忙しさは、充実した日々を過ごしている証拠です。昨日は、ホームページ冒頭のフラッシュ画像を新しくする為、強風の吹く中、撮影が行われました。今度のテーマは「男と女」。意味深なタイトルですが、面白い画像をお見せできるかと思いますので、ご期待ください。今月末か12月の初めには、公開できるはずです。

　さて、11月５日の創業20周年記念祭の際に、発表させていただいた「RAGAZZO ETERNO（ラガッツォ・エテルノ）」。グローリーガイがプロデュースするこのブランドはモノだけに止まらず、ライフスタイル全般にわたってデザインしていきます。今後、どのような拡がり方をするのか、とても楽しみです。

　「RAGAZZO」の意味は、”少年”。「ETERNO」は”永遠の”という意味です。イタリア語で”永遠の少年”少年のように若々しい”あるいは”不老”という意味もあります。 
　人は誰しも歳をとります。　歳を重ねるのは悪いことではありません。ただ、若いときに感じた”ときめき”を置き忘れたり、あきらめながら歳をとるよりは、いつまでも少年のように心を躍らせて生きていこう、そんな思いから生まれたブランドです。

　先日の東京出張も、この「RAGAZZO ETERNO」の春に向けてのモノ作りが目的でした。

　来春のサンプルです。ヴァルスター型のブルゾンです。

 
　リブの色の変更です。数多くのカラーから、気に入った色を選びます。

　そして、ボタンを選びます。最後にシルエットの修正をしてサイズ数量を決めるのです。 

　次にご紹介するのは、リネン100％のニット。番手60番単糸のリネン糸を使って編み上げられたニットです。リネンの場合、番手はウールとは異なり、60番といってもかなり細い糸で、ウールで例えるならば、スーパー120程です。さらに今まで、この糸で編んだニットは、生産性が上がらず、製品にしたとしても、かなり高価なものになります。よって、今まで殆ど市場に出ていないのが現状です。今回、日本で唯一、山形にある工場が、この糸を使用してVネックセーターを完成させます。価格も18000円と、この業界に知識のある方なら、驚異的と絶賛するに違いありません。念のために麻の中でも色々あります。ラミーではありませんよ。リネン100％で編み上げられたニットは、優れた吸水性と発汗性を発揮します。洗えば洗うほど、糸がしまってきて、大切に家庭で洗えば、一生モノになります。天然素材の良さを見事に日本の技術が引き出した逸品と言えます。

　今回は、日本でのモノ作りになりますが、来年は海外にも出かけて行きます。さらに「RAGAZZO ETERNO」としてのパーティやオーダーフェアーなど、少しずつですが、様々な企画をしていこうと思っております。どうか、長い目で、この「RAGAZZO ETERNO」を見守ってやってください。