イングリッシュ・ポロシャツとフレンチ・ポロシャツ

 陽射しは暖かいのに、風が冷たい。暦を見れば、5月半ばになろうと言うのに、おかしな天気です。体調を崩さないように、規則正しい生活を送ってくださいね。寝不足は大敵です。

 さて、NEWSでイングリッシュ・ポロの代表格、【ジョン・スメドレー】のご紹介をしました。その後、フレンチ・ポロの【ラコステ】と、いきたいところですが、残念ながら【ラコステ】は取り扱っておりません。ポロシャツの呼称が、ポロ競技(日本では、殆ど、いや、全くと言っていいほど見かけることの無い競技です。現在、発祥の地、イギリスでも見かけなくなったと聞きます。このポロ競技は、4人ずつ2組に分かれ、馬上から槌で木製のボールを相手側のゴールに打ち込み点数を競い合う競技です。ラルフ・ローレンのトレードマークでお馴染みですね)のシャツに由来しているのは言うまでもないことです。そのオリジナルデザインが登場したのは、1870年代に入ってからです。1920年代に入って、上流階級の間で、テニスが盛んになると、このポロシャツが用いられるようになり、そしてその流行に拍車をかけたのが、フランス人の名テニスプレイヤーと知られる「ルネ・ラコステ」の登場です。そして引退後の1933年に、彼自身のトレードマークだった”ワニ”を使って【ラコステ】ブランドが登場したのです。「鹿の子編み」という独特な編み方によって、抜群の吸汗性、通気性の良さに加え、摩擦や洗濯にも強いこの生地は、フレンチ・ポロの特徴です。

 対する【ジョン・スメドレー】は、前述した通り、「シーアイランド・コットン」と呼ばれる極上の綿を使用し繊細でしなやか。襟型も【ラコステ】のカジュアルでスポーティな印象に対して、【ジョン・スメドレー】の先がとがった襟は、クラシックできちんとした印象を与えてくれます。もし、ジャケットの下に着るなら、やはり【ジョン・スメドレー】でしょうね。

 かつて、ウインザー公が、麻のスーツの下に、イングリッシュ・ポロを着てたように、またイギリス出身の映画スター、ケーリー・グラントが、釦を全部留めてシルクのスカーフを巻き、サマーウールや麻のジャケットを羽織るなどの着こなしは、このイングリッシュ・ポロならではの、正にお手本です。

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左が、フレンチ・ポロシャツ。グローリーガイでは、【ラコステ】ではなく、【モンクレール】を一押ししています。

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 こちらは、【ジョン・スメドレー】の「ISIS」と「MILO」。襟の違いが分かっていただけるかと思います。元祖「ISIS」の進化版が、この台襟のある「MILO」。サイズもスッキリしていて、日本人の体型には、こちらの方が合っています。

 全くの余談ですが ・・・ 

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