心に残る年賀状

 時の経つのは早いもので、今月も既に半ば。年末年始の慌しさの余韻を残しながらも時は確実に過ぎていきます。ブログも3日にアップした切りで、そのままになってしまいました。昨年の暮れから、色々なことがありすぎて、何をどう切り出して良いのか・・・。私事の中の特に私事なので、ブログに載せようかと、ずいぶん悩んだのですが、気持ちも落ち着いてきたことでもあり、新しいスタートを切る上で必要かなと思い、思い切って書いてみました。

 昨年の12月20日に父が他界しました。優しく、繊細で素敵な人でした。最も尊敬できると言っても過言ではありません。父の事を書けば切がありません。趣味の多い人で、晩年は絵ばかり描いていました。字もとても上手く、正月休みの際に貼る「謹賀新年」と休みの案内も父に書いてもらっていました。私が書ききれないダイレクトメールの案内状の宛名も、よく書いてもらいました。「すぐるさん、字が上手いね」と褒められますが、多分、父の字です。写真の年賀状は父から貰った最後の年賀状です。必ず、一言、父なりのメッセージが書かれてあります。「笑う門には福が来る」。今、私が最も心に刻んでいる言葉です。そんな父を見習って、昨年は手書きで年賀状を書こうと、沢山の葉書を買い込みました。でも結局、それを使うことはありませんでした。

 最近は、年賀状の代わりにメールで新年の挨拶をする方が多いようです。中学2年の私の息子もメールばかりで、年賀状は殆ど来ません。年々、減っています。メールで挨拶するくせに、少ない年賀状を見て寂しがっているのは不思議ですが・・・。やはりメールより年賀状の方が心に伝わるのでしょうね。

 手紙を書くと言うことも、最近は殆どありません。結婚前に送った私の手紙を、未だ大事そうに持っている家内。簡単に消してしまえるメールと比べ、思い出の一品ともなる手紙。忙しい世の中ですが、今年は手紙を書ける時間ぐらいは取りたいと思っています。そして父のような年賀状が書けるように、字を習うつもりです。

         DM HPの写真 26647

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