一足早い冬の到来 長野の旅②

11月17日火曜日、グローリーガイ定休日、雨。先週の水曜日、長野もこんな肌寒い雨の日でした。

 上田城横の観光会館では、地元の方々が観光客に味噌汁を振舞っており、我々もご馳走になりました。心も身体も温かくなり、向うは池波正太郎真田太平記館。残念ながら、休館日で入れず、がっかりして歩いていると、素敵な建物を見つけました。外の壁には「登録有形文化財」の看板。好奇心旺盛な我々は、ためらわず店内へ。そこは飯島商店と言って、「みすず飴」の製造販売しているお店で、クラシックで暖かみのある店内のガラスケースの中には上品に包まれたゼリーが、行儀よく陳列されていました。スタッフの方に勧められ、桃と杏のゼリーを試食してみると、ほんのり甘い香りが口の中に広がります。そこへ店主と思しき同輩の紳士が、杏のジュースを運んできてくれ、さらに心を和ませてくれます。「万葉の昔より枕詞にも"みすず刈る信濃の国"と歌われる山紫水明の地。その名に因んだみすず飴は、新鮮な空気と清澄な水にはぐくまれて完熟した、あんず、もも、さんぽうかん、りんご、うめ、ぶどうなど自然の風味そのまま加工したお菓子。保存料、着色料は一切、使わないので、天然のままの味と香りを楽しめる。」とは説明文より。

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    興味のある方は、こちらまで。http://www.misuzuame.com/

                                                                     みすず飴をお土産に買って、気持ちよく街を歩いていると、今度はお茶の良い香り。迷う必要も無く、店内に。かなり大きなお茶屋さんで、奥のほうでは茶道具も売っており、茶釜も何種類かあり、価格も様々。この世界の深さを感じます。併設するカフェで利休セットを頼み、抹茶とお菓子で一服。やはり、ここでも同輩のオーナーの奥様が、店自慢のほうじ茶を出していただき、この店に嫁いできたころのお話まで聞かせていただきました。温かいおもてなしに感謝です。旅の楽しみは、こうした土地の方々とのふれあいです。どちらの店も、また訪ねてみたい、そんな店でした。

 そろそろ、上田市を出ないと、本来の目的である東山魁夷館で開かれる渡辺香津美さんのライブに間に合いません。もっと、ゆっくりしたい気持ちを抑えて、上田駅へ。いよいよ、旅のクライマックスへと向います。


  

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