現在のロンドンの気温は5度。時差があるので、朝8時頃の気温です。昼間の気温は13度から17度で、ここ愛知や東京より寒いようです。ただ、週末の東京、最高気温を見ていると、29日の土曜日は、前日に比べ15度近くも低い10度。さらに4月1日は一桁台と真冬並みの寒さです。体調管理や服装選びに気をつけないといけません。
散々、イタリアのファクトリーブランドに袖を通してきた私スグルシニア。今は英国ものが気になります。本日の出で立ちも全てブリティッシュ。下から靴はJOSEPH CHEANY、靴下はPantherella、ボトムはBERNARD ZINS、これはフランスでしたね。そしてニットはJOHN SMEDLEYです。特にお気に入りはザンスの「V3」。日本ではカシェートのみの展開と聞いて不思議に感じます。本国では定番モデルなのに。どうやらどこのショップさんもワイドシルエットをセレクトしているようです。そして、ジョンスメのニットは、色違いで揃えたかったシーアイランドコットンのタートルネックです。この季節、ウールでは首元の当たりが気になりますが、30ゲージのシーアイランドコットンの肌触りは気持ちが良くて、全くストレスを感じさせません。最後にあったネイビーのサイズMを少し前に購入して以来、病み付きです。カシェートバイヤーにこの秋に仕入れるかと聞けば、入手不可とのこと。残念です。
午後からは雨。少し肌寒く感じます。いつもならBARACUTAのG9ハリントンジャケットを持ち出すのですが、今日は自宅で羽織っていたWILLIAM LOCKIEのVカーディガンをそのまま羽織ってきてしまいました。カシェートバイヤーが着ていたのも、同じネイビーの同じモデル。そろそろナチュラルを揃えたいところです。
肝心の上の写真です。BERNARD ZINSについては、過去に代理店さんから何度もお話をいただいていたのですが、恐れ多いと展開を断っていました。ただ、怖いもの知らずのカシェートバイヤー。ためらうことなくセレクトしておりました。そうなれば、穿いてみたいと思うのは服好きのsaga。初めて手に入れたのが、穿いているV3のデニスラでした。
初といえば、Barbour。英国出張が刺激的だったのでしょう。どうしても手に入れてみたいブランドの一つです。オイルドは他のブランドで懲りているので、購入したのは「TRANSPORT」中綿入りトランスポートジャケット。ウールコート中心のワードローブに入れたことで、気楽さもあってか大活躍です。ただ、そろそろ中綿入りではオーバースペック。そこで目をつけたのが、上の写真の「TRANSPORT」コットンタータンチェック柄ジャケットです。なんとマイサイズの36があるではないですか。気になりますね。
スグルさん、暇ですか?いやいや、そうでもありません。ただ、ブログを早めに書き終えた本日、カシェート商材のサイズ確認です。グローリーガイに来られるお客様にもご説明できないと困りますからね。羽織ったのは、MACKINTOSH の「CARRON」ワッシャー加工コーチジャケット。サイズ36を程よくゆとりを持って着ています。私がわざわざご説明するまでもありませんが、ウィンドウ、レイン、ダスターなどから守ってくれる道具的なアイテム。特に花粉や黄砂の多いこの季節には欠かせません。玄関先で脱いで、一振り、二振り。部屋の中には持ち込みたくはありません。春のアウターは衣服を守る衣服でもあるのです。
最後に羽織ったのは、INVERTEREのスエードサファリジャケット。こちらは、本日、カシェートメンズブログに掲載予定です。かつて展開していたエーボンハウスで似たようなデザインのサファリジャケットを持っていました。どこかに写真があるかもしれません。探してみましょう。
いきなりのパジャマ姿で失礼しました。すでに準備は整えていたのですが、なかなか着るタイミングがなかったのですが、ついにパジャマのあるライフスタイルに切り替えました。次回は、Derek Rose/デレクローズのパジャマについてお話しようかと考えておりますので、暇な時があればお付き合いください。
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♪あの日にかえりたい♪は松任谷由実さん、♪あの時代を忘れない♪はサザンオールスターズは世代を超えて受け継がれる名曲です。
あの時代に戻って、あの頃の気分をもう一度、そう思うこの頃です。
バイクに乗りたかったけど、かみさんに危ないからと言われ、4輪ならと選んだのが、ロータス・セブン。その前は、”ベビーロールス”と呼ばれたバンデン・プラに乗って、呑気にピクニックと洒落込んでいましたが、急に峠を攻めたくなったのでしょう。当時、品揃えの中心は”HACKETT(ハケット)”。日本市場では見かけなくなりましたが、ロンドンではサビル・ローにも立派な店舗を構える、いまだに元気の良いブランドです。
もし今、当時に戻れるなら、ドライビング用として選びたい【JAMES GROSE/ジェームスグロース】です。上のスコッチブラウンがノーカラーモデル「BRIGHTON」、スタンドタイプのライダースが「DOVER JACKET」。どちらを選ぶか、いや、両方でしょう。予算があればですが…
もともと、UKモーターサイクル全盛期には、ジェームス・グロースはモーターサイクリストのウェアやアクセサリーを扱うリテーラーとして発展した背景があります。専門的な知識や技術、手法や情報という意味でも、トスカーナのレザーファクトリーが作るライダースとは一線を画します。
厚みはありながらも立体的なサイジングで体を包み込むようなフィット感。薄いレザーの良さもありますが、数よりも質を求めていく年頃に加え、まだ、このブランドは未経験。一度は手に入れて、馴染ませていきたいものです。これからの人生を共にしていきたいのが【JAMES GROSE/ジェームスグロース】なんです。
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今週の日曜日でしたか、カシェート駐車場に止めてあった魅力的な車。レンジ(ランド)ローバーの「DEFENDER」。いつかはクラウンではありませんが、英国好きにとっては憧れの車です。思わず、写真を撮ってしまいました。コンパクトに見えますが、案外大きい。12年乗っている愛車のボルボV70がどうしてもいうことを聞かなくなったら、次はこれ!!なんて夢の話になるかもしれません。
グローリーガイ、カシェートともにご贔屓にしてくださるお客様です。この日、兄弟揃って、着てこられたのは【BARACUTA/バラクータ】G9ハリントンジャケットでした。お二人とも確かネイビーだった気がします。
まずはネイビーというのは私も同じ。現在、所有しているのは赤と2色。
再入荷したと聞いて、3色目として考えていたナチュラルを羽織ってみました。ただ、サイズ38がすでになく、40はやや大きめでしょうか。
やはり、サイズ38でジャスト。こんな感じで着たかったのですが、残念です。
以前、お話しさせていただいたことですが、【BARACUTA/バラクータ 】のG9ハリントンジャケットで思い出すのは、スティーブ・マックイーンでも高倉健さんでもなければ、19年前に他界した父親です。ネイビーやナチュラルはもちろん、当時、コレクションにあったワインやグリーン、さらに素材違いのウールでキャメルとネイビーと大のバラクータ ファンでした。私と違い、趣味人の父親。カメラが大好きで、いろんなところへ出かけたり、趣味が商いに変わるほどに絵描きとして、時々、個展なども開いていました。そんな行動半径の広い父親、どこに行くにもバラクータ 。そして、その横にはいつも愛犬のウエスティ(ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア)が寄り添っていました。
父親から私、そして息子へと三代にわたり愛されている、1937年にジョン・ミラー兄弟によって英国マンチェスターで誕生した【BARACUTA/バラクータ】G9ハリントンジャケットです。
ならば、これ!!と羽織ったのは、【Whiteley&Green/ホワイトリーアンドグリーン】の新型ドライビングジャケット。オンライン掲載をする前になくなりそうな勢いです。
展開カラーはこのベージュとネイビー。34.36.38.40の4サイズでご用意していますが、このベージュは36のみ。ネイビーは34と40で真ん中サイズが完売です。私のジャストサイズは36とラッキー!! ただ、このアイテムについては、カシェートバイヤーの許可が下りそうにありません。縁があれば、いや縁がなかったものと諦めることにしましょう。
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皆さんが、そろそろ春物へと気持ちが動く中、私は今が冬から春への夢の途中。しまい込まれる前に手に入れておきたいものを物色中です。ようやく手に入れたCORDINGSの「GREY FOX」ガングラブチェックツイードトラウザーズ。シャツはイタリアものですが、ニットはWILLIAM LOCKIEのクルーネックラグランスリーブにCROCKETT&JONESのチャッカブーツと英国もの。今週の出張は、パラーブーツの靴とドメスティックブランドのパンツですので、このスタイルで出かけようかと思っております。ただ、問題が一つ。上に羽織るものがないのです。イタリアもので揃えたトレンチコートやセミチェスター、ダブルのベルテッドコートなど服がないわけではありませんが、なんとなく気分が乗りません。バイイング作業のモチベーションをあげるには何かが足りない。
なんて言い訳しながら、購入したのは、Barbourの「TRANSPORT」中綿入りトランスポートジャケット。大きな声ではいえませんが、今回がバブアー初デビューなんです。本日、着ていたウールコートを置いてきてしまったので、そのまま着て帰ります。火曜日の東京出張はこれで決まり。いいセレクトができるはずです。
もう一つ、気にしているのが、PEREGRINEのボタンレスポロニットセーター。生成りのケーブル編みのニットです。ただ、こちらは未公開でしたね。厚手のニットがしまい込まれる中、まだ店頭に置いてありました。寒い春なのか、いつまでも寒くならないない秋に購入するのか、大いに迷うところです。
ついにベールが剥がされました。いや、ビニールが取り外されました。半袖のモックネックやポロカラーの他にVカーディガンやプルオーバーのパーカーとシーアイランドコットンの心地よいニットが並びます。どれもがコットンの宝石と呼ばれるものですが、その中に特に輝いている珠玉を見つけてしまいました。なんとカシミア・シルクのハイゲージクルー。やや明るめのネイビー一択ですが、これは魅惑的。紹介まで少し時間がかかりそうですが、店頭に来られる機会がありましたら、ぜひ手にとってみてください。ハイブランドでもなかなかお目にかかれない、見つけたとしてもとんでもない価格に驚かされることでしょう。
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グローリーガイカウンター奥の棚です。壁に飾られている額に入った”ストローハットと花”の絵。ちょうど今から35年前の3月。店のオープンに合わせて購入したものです。
オープン当時は、今のカシェートほどの広さ。試着室は一つで、そのドアの上に飾られていました。ところで、この人だれ?ですよね。真面目そうに見えるけど一癖ありそうな…あんまり近づきたくないような、怖そうで、そうでもない私スグル31歳の頃です。
いや、話が逸れました。この絵をどこで買ったかの話でした。市内にある輸入家具&アンティーク家具の”HEPPLE WHITE”さん。当時は輸入家具がメインで店の飾り付けをお願いしていました。店頭には奥さん、修理などの裏方はご主人でした。今は、当時のオーナーさんが娘さんに変わり、英国のアンティーク家具中心の品揃えに切り替えたことから、私ではなくジュニアが利用させていただいております。少しずつですが、カシェート店内のアンティーク家具はこちらから揃えています。ただ、非常に残念なのは、この春をもって閉店されることです。アンティーク中心の品揃えだけに、リペア職人がいないとなかなか続けていくのが難しいとのことでした。
私よりナグラさんがお世話になっている”Flying scotto”さん。彼と知り合うきっかけを作っていただいたのも、この英国製ヒストリックカーを扱うショップでした。私が独立した頃、彼は大学生。生意気にも?オースチンヒーレースプライトを乗り回していた彼がここのオーナーさんに勧められて就職用スーツを選びに来たのが最初の出会いでした。確か、エーボンハウスとベイカーストリートのスーツ2着を揃えさせていただいたはずです。
ショップに入ると、ゴールデンのヘイゼルが迎えてくれます。ずっとゴールデンで三代目です。その影響で我が家もウエスティ(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア)を父親に押し付けて?ゴールデンを。一代だけでしたが、15年間一緒に生活した家族です。
英国車、いやミニカーですが、カシェートのカウンターに共に並んでいるのが【SMITHS/スミス】の時計。最近のブログ写真で私が嵌めているのも、この時計です。ジュニアが誕生日に贈ってくれたのですが、腕の細い私には馴染みが良く、ニットなど洋服を傷つけることがないのでとても重宝しています。
“スミスの時計は、スミス社が英国車のメーターを生産していたことから、英国車を愛好する人に好まれるという傾向が強くありました。しかし、その魅力の本質は、英国製品らしい、飽きの来ない長く使える、上品で控えめな間違いのないデザイン性や、スイス製にも劣ることのない精度と信頼性にあるのです” は大熊康夫氏の弁です。
またまた懐かしい写真です。初めての渡英の際、ナイツブリッジのフリーマーケットで購入した数々の絵。当時はカウンター奥の壁に(写真右上)に飾られていました。その下のカレンダーに注目ください。現在、カシェートでも販売していますが、当時はスミスの時計もこのカレンダーも”Flying scotto”さんで扱っていました。英国車イラストレーターの大熊康夫氏の作品になります。
創業時の写真は、まだカシェートバイヤーが生まれる前の話です。5年ほど前、カシェートが英国化するに伴い、鬼の、いや親の知らぬ間に千葉にある大熊氏のオフィスを訪ねておりました。
おかげで私が、”時計・宝飾品商”という古物商の許可を取ることになってしまいました。その時代時代に出会うモノ。人も同じですが、一旦切れたとしても、巡り合わせとでも言うのでしょうか。忘れた頃に再び縁があるものです。面白いことに、それらの全て、繋いでくれているのは、ジュニアでもあるカシェートバイヤーでした。
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© GLORY GUY