Clothes to You

Cachette LIFE

本物を知ることは、無駄な時間を省き、人生を豊かにします!!

スーツを着ようかと悩みながらも、ついつい楽な方へ手が、いや足が伸びてしまいます。今日も穿いてしまったGTA/ジーティーアーのチノパンツ。JOHN SMEDLEY/ジョン・スメドレーの半袖ボーダーニットに羽織ったのは、James Mortimer/ジェームズモルティマーのアイリッシュリネンシャツ。ジャケットのインに着るにせよ、羽織るにせよ、リネンが欠かせない季節です。

楽だからと書きましたが、その意味はリネンの魔法のような特性にあるのです。抗菌・殺菌作用はもちろん、虫やカビの繁殖を抑え、体温調整にも優れ、防虫効果もあり汚れにくい。何よりも地球に優しい持続可能な生産と加工が可能であるということです。そして、どうせ着るなら美しいリネンを、そんなリネンの魅力を強く感じるようになったのがJames Mortimer/ジェームズモルティマーのリネンシャツに出会ってからです。

先ほど、カシェートに立ち寄り、ブラウンを選ぼうとしたら、「数は積んでいるけど、まだ駄目。8月ごろになってからならいいよ」なんて、素っ気ない返事。まだ、しっかりブログで紹介していないとはいえ、ずいぶん数は減っています。「8月になる前に無くなってしまうでしょ」の私の意見は取り入れてもらえませんでした。カミさんからも「一枚持っているなら、それで我慢しなさい」なんて諭されて、しょんぼりです。それほど、貴重価値のあるモルティマーのリネンシャツ。多くの方に体感してもらいたいと、カシェートバイヤーの願いなんでしょう。イタリアのシャツファクトリーが手がけるリネンとはまた趣は異なります。

実は、お問い合わせのあったM様へのご返信も兼ねてご案内させていただいております。参考までに私の着用サイズは38になります。

ならば、こっちと【CORDINGS/コーディングス】のハンティングシャツを羽織ってみました。トンボ帰りの先日の展示会。訪れたのは、Maria Santangello/マリア・サンタンジェロを扱うフィロロッソさん。素材に詳しい担当のカジさんとリネンについて話が言い及んだ際、「Spence Bryson/スペンスブライソン」 のアイリッシュリネンの凄さを語ってくれました。とにかく高価、そして手に入りづらい貴重なテキスタイルブランドと言われ、改めて世界最高峰のアイリッシュリネンであると認識しました。

 

この色が気になります。ただ、なんとなく老ける?はかみさん意見。素直な私は、ネイビーにしようかと検討中。ただ、こちらも許可が下りるかどうかです。

リネンほど着込むほどに味わい深くなる繊維はないと言っても過言ではありません。以前、麻は肌触りが良くないから、あるいはシワになるから苦手。そう言われる方もありましたが、多分、それは本物のリネンを知らない方であり、天然素材の本来の美しさに気づいておられない方の意見でしょう。着るなら、本物を。そうすれば、表面的な美しさが偽りであることに気がつくはずです。

 

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