「ポールスチュアートのアイコンみたい」というのはカメラマンのナグラさん。懐かしいブランド名です。学生時代の友人が、このブランドが大好きでよく通ったのは、名古屋の三峰。当時、憧れていたショップは、三峰の他にテイジンメンズショップでした。大人のスタイルに憧れたものです。19歳の夏、河口湖で知り合った女性。手紙のやり取りから再会を求めて、同じ年の秋、彼女の住む東京に向かった際に訪れたのが、表参道のポールスチュアート。緊張しながら入れば、案の定、「お前にはまだ早い」の圧力でした。今から25年ほど前、ニューヨークに行った際も地図片手に探したのが、ポールスチュアート。その際は、少し大人になった私を威厳さと優しさで迎えてくれた、そんな思い出のあるブランドなんですね。一時、取り扱いを考えましたが、日本では三陽商会のライセンスブランドのイメージが強く、クラシコイタリアのファクトリーブランドでの品揃えを選んだ時期と重なり、扱うことはありませんでした。ただ、ニューヨークで見た素敵なコレクション。多くが、Made in Itaryでした。
入荷早々に36のみとなってしまったBarbour/バブアーの「SPEY」。サイズ確認を兼ねて羽織ってみました。ちょうど良いサイズです。
かつて、ローバーワゴン(オースチンモンテゴ)にピーターラビットのバスケットピクニックティーセットを積み込み、愛犬(当時はウエストハイランドテリア)を横に乗せ、山あいをドライブなんて英国スタイルを満喫していた頃、まだジュニアが生まれる前のことです。そんな英国好きな私でしたが、なぜか取り扱いしなかったのが、Barbour/バブアーなんです。代わりに展開していたのが、名前がMACKINTOSH/マッキントッシュに変わる前のTraditional Weatherwere/トラディショナル ウエザーウェアでした。
今、個人的に気になるのが、この「TRANSPORT/トランスポート」。サイズ36にブラックもありますが、このオリーブに惹かれます。
購入した「GREY FOX」ガングラブチェックツイードトラウザーズの出来上がりが明日となれば、合わせるアウターが欲しくなるものです。
このスタイルにオリーブ、いやブラックも合いそうです。もう少しすれば、季節の入れ替えで倉庫を行ったり来たり。運送を意味する「トランスポート」なら最適と言えるでしょうね。
余談です。
かつての日本の輸入元が高級路線の持続としてコレクションを狭めていたこともあり、ある一定ファンに支持されながらも大きな広がりを見せなかったBarbour/バブアー。英国本国のファミリー向けライフスタイルライン強化の戦略転換に乗り出したことに伴い、日本の輸入元も変わりました。どちらの方向性が正しいかは別として、ライフスタイルブランドとしての成果は出ているようです。ロンドンのショップも驚くほどに大盛況でした。客層は、老若男女。見事な戦略です。
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