皆さんが、そろそろ春物へと気持ちが動く中、私は今が冬から春への夢の途中。しまい込まれる前に手に入れておきたいものを物色中です。ようやく手に入れたCORDINGSの「GREY FOX」ガングラブチェックツイードトラウザーズ。シャツはイタリアものですが、ニットはWILLIAM LOCKIEのクルーネックラグランスリーブにCROCKETT&JONESのチャッカブーツと英国もの。今週の出張は、パラーブーツの靴とドメスティックブランドのパンツですので、このスタイルで出かけようかと思っております。ただ、問題が一つ。上に羽織るものがないのです。イタリアもので揃えたトレンチコートやセミチェスター、ダブルのベルテッドコートなど服がないわけではありませんが、なんとなく気分が乗りません。バイイング作業のモチベーションをあげるには何かが足りない。
なんて言い訳しながら、購入したのは、Barbourの「TRANSPORT」中綿入りトランスポートジャケット。大きな声ではいえませんが、今回がバブアー初デビューなんです。本日、着ていたウールコートを置いてきてしまったので、そのまま着て帰ります。火曜日の東京出張はこれで決まり。いいセレクトができるはずです。
もう一つ、気にしているのが、PEREGRINEのボタンレスポロニットセーター。生成りのケーブル編みのニットです。ただ、こちらは未公開でしたね。厚手のニットがしまい込まれる中、まだ店頭に置いてありました。寒い春なのか、いつまでも寒くならないない秋に購入するのか、大いに迷うところです。
ついにベールが剥がされました。いや、ビニールが取り外されました。半袖のモックネックやポロカラーの他にVカーディガンやプルオーバーのパーカーとシーアイランドコットンの心地よいニットが並びます。どれもがコットンの宝石と呼ばれるものですが、その中に特に輝いている珠玉を見つけてしまいました。なんとカシミア・シルクのハイゲージクルー。やや明るめのネイビー一択ですが、これは魅惑的。紹介まで少し時間がかかりそうですが、店頭に来られる機会がありましたら、ぜひ手にとってみてください。ハイブランドでもなかなかお目にかかれない、見つけたとしてもとんでもない価格に驚かされることでしょう。
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グローリーガイカウンター奥の棚です。壁に飾られている額に入った”ストローハットと花”の絵。ちょうど今から35年前の3月。店のオープンに合わせて購入したものです。
オープン当時は、今のカシェートほどの広さ。試着室は一つで、そのドアの上に飾られていました。ところで、この人だれ?ですよね。真面目そうに見えるけど一癖ありそうな…あんまり近づきたくないような、怖そうで、そうでもない私スグル31歳の頃です。
いや、話が逸れました。この絵をどこで買ったかの話でした。市内にある輸入家具&アンティーク家具の”HEPPLE WHITE”さん。当時は輸入家具がメインで店の飾り付けをお願いしていました。店頭には奥さん、修理などの裏方はご主人でした。今は、当時のオーナーさんが娘さんに変わり、英国のアンティーク家具中心の品揃えに切り替えたことから、私ではなくジュニアが利用させていただいております。少しずつですが、カシェート店内のアンティーク家具はこちらから揃えています。ただ、非常に残念なのは、この春をもって閉店されることです。アンティーク中心の品揃えだけに、リペア職人がいないとなかなか続けていくのが難しいとのことでした。
私よりナグラさんがお世話になっている”Flying scotto”さん。彼と知り合うきっかけを作っていただいたのも、この英国製ヒストリックカーを扱うショップでした。私が独立した頃、彼は大学生。生意気にも?オースチンヒーレースプライトを乗り回していた彼がここのオーナーさんに勧められて就職用スーツを選びに来たのが最初の出会いでした。確か、エーボンハウスとベイカーストリートのスーツ2着を揃えさせていただいたはずです。
ショップに入ると、ゴールデンのヘイゼルが迎えてくれます。ずっとゴールデンで三代目です。その影響で我が家もウエスティ(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア)を父親に押し付けて?ゴールデンを。一代だけでしたが、15年間一緒に生活した家族です。
英国車、いやミニカーですが、カシェートのカウンターに共に並んでいるのが【SMITHS/スミス】の時計。最近のブログ写真で私が嵌めているのも、この時計です。ジュニアが誕生日に贈ってくれたのですが、腕の細い私には馴染みが良く、ニットなど洋服を傷つけることがないのでとても重宝しています。
“スミスの時計は、スミス社が英国車のメーターを生産していたことから、英国車を愛好する人に好まれるという傾向が強くありました。しかし、その魅力の本質は、英国製品らしい、飽きの来ない長く使える、上品で控えめな間違いのないデザイン性や、スイス製にも劣ることのない精度と信頼性にあるのです” は大熊康夫氏の弁です。
またまた懐かしい写真です。初めての渡英の際、ナイツブリッジのフリーマーケットで購入した数々の絵。当時はカウンター奥の壁に(写真右上)に飾られていました。その下のカレンダーに注目ください。現在、カシェートでも販売していますが、当時はスミスの時計もこのカレンダーも”Flying scotto”さんで扱っていました。英国車イラストレーターの大熊康夫氏の作品になります。
創業時の写真は、まだカシェートバイヤーが生まれる前の話です。5年ほど前、カシェートが英国化するに伴い、鬼の、いや親の知らぬ間に千葉にある大熊氏のオフィスを訪ねておりました。
おかげで私が、”時計・宝飾品商”という古物商の許可を取ることになってしまいました。その時代時代に出会うモノ。人も同じですが、一旦切れたとしても、巡り合わせとでも言うのでしょうか。忘れた頃に再び縁があるものです。面白いことに、それらの全て、繋いでくれているのは、ジュニアでもあるカシェートバイヤーでした。
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ようやく復旧してくれました。ドメイン更新の案内が迷惑メールに埋もれてしまっており、気がつかずに期限切れになっていました。ちょうど土日に重なったことで、復旧が本日になってしまい、皆様には大変ご不便をおかけしました。各方面から心配のお声をいただき、大変恐縮しております。心よりお詫び申し上げます。
とても重要な案内が迷惑メールに入ってしまうことの憤りを感じながら、自己管理のなさも痛感しております。アナログ時代に生まれ育った私としては、電話一本くれても良いのになんて時代錯誤なんでしょうが、一方的なメールで完結してしまうことになかなか馴染めません。持ちつ持たれつの時代が終わり、自分のことは自分でと、そんな優しくない時代に入ってしまったようです。
寒さが続いた後の極端な気温上昇。こんなスタイルで出勤したことを後悔したのは、一昨日。羽織っているのは、購入したばかりのWILLIAM LOCKIE/ウィリアムロッキーのカーディガン。すいません。これで完売となりました。偶然にもカミさんとお揃いになりました。
本日、タートルネックをシャツに着替えて登場です。ただ、思いの外、寒い雨の日になりました。上に薄着のレインコートを着てきましたが、夜の集いがある今夜、厚手のものにすればよかったと後悔です。
そういえば、お揃いで思い出したのが、この日、浜松からお越しのN様ご夫妻。前回の”ネック違いの【WILLIAM LOCKIE/ウィリアムロッキー】のラムズウールニットでペアルックです!?”のブログをご覧になられたようです。
奥様がお選びいただいたのは、私も愛用しているエルボーパッチ付きクルーネック別注ニット。色もこの杢グレイと、今度は私とお揃いです。エルボーパッチを気にされていましたが、試着されると大変気に入っていただけた様です。色もこの杢グレイと、今度は私とお揃いになりました。ありがとうございます。
ご主人がお選びいただいたのは【Whiteley&Green/ホワイトリーアンドグリーン】の「Huddersfield」コットンクロスシングルベルテッドコート。イタリアもの中心でのワードローブの中に初めて入れるのは、英国ブランドのシングルベルテットコートでした。N様で完売となりました。第二の成人式ともいえる還暦。男にとって、人生の本当の楽しみは60歳から。これからは、このコートともにさらに充実した人生を送っていただけると思います。ありがとうございました。
またまた、カシェートライフにふさわしいアイテムが入荷してきました。【JAMES GROSE/ジェームスグロース】の「DOVER JACKET」ニューシープスキン シングルライダースです。描きごたえのある魅力的なレザージャケット。次なるブログは、これでしょうか。ただ、動きは早そうです。マイサイズがなくなる前に着ておかねばなりません。
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“To be or not to be, that is the question” は、シェークスピアのハムレットの名セリフ「このまま生きるか否か、それが問題だ」。なんて、そんな大それたことではありませんが、「いつも通り休むべきか、開けるべきか」と大いに悩んでいたのが、ジュニア。昨夜の閉店後、カシェートに電話すれば、「明日は営業するよ」とのこと。展示会続きで休みが取りずらい状況の中で、よく判断したなんて、親としてではなく、経営者としては嬉しい判断です。おかげで朝一番から、お得意様が買い物にご来店くださいました。H様とご家族の方、いつもありがとうございます。その後も常連様以外にも、新規のお客様などが続き、開けて良かったと思える日だったようです。
カシェートを開けるとなると、自ずと出勤となるのが、サポート役のカミさん。なんせファミリー経営のカシェートですから。偶然にも、WILLIAM LOCKIE/ウィリアムロッキーのニットがお揃いでしたので、記念写真? 持っているニットが寒すぎると、昨夜、メンズのクルーネックを購入。私が着ているのはタートルネックですが、同じラムズウール。色合いも似ております。
購入したのは、左から二列目のベージュでしょうか。最近の寒さに、気軽に対応できるのは、英国ニットでしょう。同じ保温性を求めるとなると、カシミアということになりますが、安易なカシミアよりはるかに暖かいのが、WILLIAM LOCKIE/ウィリアムロッキーのラムズウールかもしれません。本国の多くのメンズショップで取り扱われているのを目の当たりにすると、改めて納得してしまいます。
ただ、気になる情報として、来季より大幅な値上がりです。良心的な代理店さんですので、価格を維持されていましたが、どうやら値上げに踏み切るようです。気温は上昇傾向ですが、買い足されるなら、あるいはまだお持ちでない方にもぜひオススメしたいニットです。
コットンのニットをお探しであれば、こちらもオススメです。
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「ポールスチュアートのアイコンみたい」というのはカメラマンのナグラさん。懐かしいブランド名です。学生時代の友人が、このブランドが大好きでよく通ったのは、名古屋の三峰。当時、憧れていたショップは、三峰の他にテイジンメンズショップでした。大人のスタイルに憧れたものです。19歳の夏、河口湖で知り合った女性。手紙のやり取りから再会を求めて、同じ年の秋、彼女の住む東京に向かった際に訪れたのが、表参道のポールスチュアート。緊張しながら入れば、案の定、「お前にはまだ早い」の圧力でした。今から25年ほど前、ニューヨークに行った際も地図片手に探したのが、ポールスチュアート。その際は、少し大人になった私を威厳さと優しさで迎えてくれた、そんな思い出のあるブランドなんですね。一時、取り扱いを考えましたが、日本では三陽商会のライセンスブランドのイメージが強く、クラシコイタリアのファクトリーブランドでの品揃えを選んだ時期と重なり、扱うことはありませんでした。ただ、ニューヨークで見た素敵なコレクション。多くが、Made in Itaryでした。
入荷早々に36のみとなってしまったBarbour/バブアーの「SPEY」。サイズ確認を兼ねて羽織ってみました。ちょうど良いサイズです。
かつて、ローバーワゴン(オースチンモンテゴ)にピーターラビットのバスケットピクニックティーセットを積み込み、愛犬(当時はウエストハイランドテリア)を横に乗せ、山あいをドライブなんて英国スタイルを満喫していた頃、まだジュニアが生まれる前のことです。そんな英国好きな私でしたが、なぜか取り扱いしなかったのが、Barbour/バブアーなんです。代わりに展開していたのが、名前がMACKINTOSH/マッキントッシュに変わる前のTraditional Weatherwere/トラディショナル ウエザーウェアでした。
今、個人的に気になるのが、この「TRANSPORT/トランスポート」。サイズ36にブラックもありますが、このオリーブに惹かれます。
購入した「GREY FOX」ガングラブチェックツイードトラウザーズの出来上がりが明日となれば、合わせるアウターが欲しくなるものです。
このスタイルにオリーブ、いやブラックも合いそうです。もう少しすれば、季節の入れ替えで倉庫を行ったり来たり。運送を意味する「トランスポート」なら最適と言えるでしょうね。
余談です。
かつての日本の輸入元が高級路線の持続としてコレクションを狭めていたこともあり、ある一定ファンに支持されながらも大きな広がりを見せなかったBarbour/バブアー。英国本国のファミリー向けライフスタイルライン強化の戦略転換に乗り出したことに伴い、日本の輸入元も変わりました。どちらの方向性が正しいかは別として、ライフスタイルブランドとしての成果は出ているようです。ロンドンのショップも驚くほどに大盛況でした。客層は、老若男女。見事な戦略です。
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