春夏にニット。本格的に洋服を買うようになるまで、頭になかった選択肢です。ニットと言えば、素材はウール。起毛感があって、防寒的役割を第一に、秋冬に着る物...そんな刷り込みがありました。対して、春夏のニット。素材はコットンやリネンなどの、シャリッとしたドライな質感の物へと変わります。手に取って比べてみればその差は一目瞭然。ウールのようにチクチクした感がなく、素肌に1枚で着ることも大いに結構。長袖のTシャツ感覚で、さらりと着用されることをお勧めします。カットソーに比べ、質感に優れ、なおかつ表情がつくのがニットの利点。着こなしにおいて、さりげなく差を付けるのが大人なのだとしたら、春夏のニットはまさにその手のニーズをしっかり満たしてくれる存在。長くなりましたが、春夏ニットをご紹介していきます。

　これを着れば春がやってくる・・そんな風に19日にご紹介したのは【Letroyes/ルトロワ】のボートネックニット。グローリーガイのブログでは【JOHN SMEDLEY/ジョン スメドレー】が紹介されておりますが、今日のマガジーノは、イタリアのニットファクトリー【PANICALE/パニカーレ】にご注目下さい。良い塩梅の春夏ニットが入荷してきております。

　小振りな襟の開きがこなれて見える、ボーダー柄のヘンリーネックタイプのニット。オフホワイトをベースにライトグレイのボーダー、ネイビーをベースにライトブルーのボーダーが走る2色をご用意しました。

　ベースのカラーの部分はパイル編み、ボーダーの部分は薄手の編み地にと、微かな凹凸感があり、表情を作り出します。カットソーよりも抜群に良い肌触り、見た目も様になります。春夏ニットの美点がギュッと詰まった仕上がりです。　

　シンプルな着こなしの中に、さらりと合わせてみて下さい。ジャケットはCIRCOLO 1901、パンツはCare label、スニーカーはPantofola d'Oro、ブレスレットはCHAN LUUを合わせています。モデルは身長183cm・体重65kg・胸囲93cmで、サイズ46を着用しています。

MODEL：「6P563SB」コットンリネン ボーダー柄ヘンリーネックニット
SIZE： 44 ・ 46 ・ 48
COLOR：オフホワイト×ライトグレイ(135) ・ ネイビー×ライトブルー(595)
MATERIAL：綿52％ 麻28% ナイロン20%
PRICE：￥29,000(本体価格)＋税

＊こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで

　パニカーレのニットを取り扱うようになって、3シーズン目。このファクトリーが得意とする領域がなんとなく分かってきました。上記のボーダー柄ヘンリーネックニットや、柄を編み込んだジャカード編みのような、ちょっぴり個性をプラスしたニットこそ、パニカーレらしさであり、パニカーレ独特...なんて決めつけてしまうのはよくありませんが、でも良い意味で、そう思うのです。で、このジャカード編みのクルーネックニットです。

　青みが顔を覗かせる、インディゴブルー。春らしい良い発色です。柄がしっかりと編み込まれていますが、喧しい雰囲気は皆無。無地クルーネックの延長線上のような感覚で、さらりと着用して下さい。さり気なく、変化が付きますので。

　17日のHevoのトレンチコートをご紹介の際に、インに着用しておりました。宜しければ、併せてチェックしてみて下さい。モデルは身長183cm・体重65kg・胸囲93cmで、サイズ46を着用しています。

MODEL：「6P421GIN」コットンジャカード編み クルーネックニット
SIZE： 44 ・ 46 ・ 48
COLOR：インディゴブルー(590)
MATERIAL：綿100％
PRICE：￥29,000(本体価格)＋税

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