匂いにセンシティブ...だと、自分では思います。幾分か気温が上がった今週。時々に、次の季節の匂いを知覚しています。なぜ季節によって空気の匂いが変わって感じるのか、考えても仕方のないことなのでしょうが、やや短絡的ながら、季節によって支配的な気団が変わることに着目。冬は大陸で冷えきったシベリア気団、春はもう少し南の方からくる揚子江気団の影響を受ける...と理科の教科書に書いてあったような...。ということは、この春の匂いは、中国大陸の黄砂っぽい匂い？、などと思ってしまうのですが、春のあのワクワクするような匂いに対して、何だか切ない発想のような気もしてきました。匂い、嗅覚・・直感的で、ときに甘美的でさえある、面白い感覚です。毎度の如く長くなりましたが、ご案内に入りましょう。

　本日は皆様お待ちかね？の、【CIRCOLO 1901/チルコロ】のジャケット。颯爽とした立ち姿を演出してくれるであろうストライプジャケットは、今季セレクトから外すことは出来ません。

　インにはSCAGLIONEのair jumperを、パンツはentre amis、TIBERIO FERRETTIのメッシュベルト、ONLY ONEのドライビングシューズ(近日ご紹介予定)、左手にM.Cohenのマッチバングルを合わせています。

　2月13日ご紹介のジャケットは、所謂ザ・チルコロのジャージージャケット。対して、こちらのストライプ柄は、コットン・ナイロンのパイル地でご用意です。ポリウレタン混ほどではありませんが、ソフトな着心地はやはり健在。パイル地特有の表情とも相まって、スポーティな遊びジャケットに仕上がりました。

　袖口の釦は、飾り付け(開き見せ)仕様。４つの釦が重ねて縫い付けられています。アンコンストラクテッド(非構築的)な作りは他のジャケットと同様、内側左側に１つ内ポケットが配置されています。

　Take me around with you ....hold me on your arm....洋楽の歌詞のような文章ですが、ジャケットからのレターが貴方宛に入っているという、なんとも粋な演出が。これ以上は秘密ですので、是非手に入れて読んでみて下さい。

　時にはこんなジャケットで力を抜いて...。ジャケットをあまり合わせたことのない方にも、カジュアルで扱いやすい雰囲気が魅力かと思います。