2010.10.04
スーツ週間最終日は、【BOGLIOLI】です。
言わずと知れたイタリアンスーツの至宝。100余年の歴史と伝統を受け継ぎ、ブランドとしての地位と名声を手に入れた今も、進化と変化を求め続ける新進性で、追随する他を圧倒してきました。
【BOGLIOLI】を真似た、いわゆる廉価版が多く出回っているのがその証拠。【BOGLIOLI】の代表作でもあるガーメントダイ(後染め)のジャケットがまさにそれで、【BOGLIOLI】がトレンドセッターとしても、トップであり続けている証でもあります。
さてスーツです。
まずは、「H」からご紹介します。
今季の「H」は2型で、左がチャコールグレーのピンヘッドと、右がダークネイビー、綾織りの無地です。
どちらも、凹凸などの表情がある生地で、遠目にはシンプルな無地に見えますが、近寄って見てみると実は…と言った感じ。
「H」は【BOGLIOLI】の中でも最上級クラスに位置し、100余年の歴史と伝統、技術力を結集したラインです。立体的に構築された肩と胸回り、マニカカミーチャ仕上げの袖付け、ラペルのロールを作り出すアイロンワークにも定評があります。
…などなど、言葉では幾らでも良い並べられますが、やはりスーツは実際に着てみて、ですよね。特に、生地の表情は近くで見て触って体感していただくのが一番。
最後に、今季オーダーしたこちらの2つの生地は、本当にいいです!!
MODEL:H(アッカ)
PRICE:共に¥141,750
SIZE:共に44・46・48
COLOR:C.GREY(PIN HEAD)・DARK NAVY
MATERIAL:共にWOOL100%
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そして、今季より登場の「WIGHT/P」です。
先日も、入荷当初にご紹介し、皆様も既にご存知だと思いますが、今季ブレイクしたジャケットの「WIGHT」にパンツを合わせ、スーツにしたもの。
2パッチポケットのジャケットと、アンコン仕立てのジャケットだけに、スーツというよりセットアップスーツといった感じですね。
こちらは、ミディアムグレーのフランネル無地。
冬に着るならやはり冬らしい生地ですよね。トレンドの傾向もそのような流れにあり、クラシック回帰と共に、こういった生地への注目も高まっています。スエードのチャッカブーツを履いて、ウールのチェックタイを締めて…こんな気分ですね。上着のINに着た【JOHN SMEDLEY】の浅Vネックセーター「2269」との相性も抜群です。
MODEL:WIGHT/P
PRICE:¥120,750
SIZE:42・44・46・48
COLOR:M.GREY
MATERIAL:WOOL100%
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そして、巷の話題を一手に集めているジャージーです。
ジャージーでスーツ?パンツはどうなの?という懐疑的な所もありますが、ジャージーでも、こちらはただのジャージーではなく、打ち込みのしっかりした綾織物で生地にハリ・コシがあり、ジャージーの欠点だったモタモタした感覚がありません。
パンツにコシがあるのは大事ですね。ビジネスシーンも、キリっとシャープに決まります。
また、色が独特で、基本はネイビーなのですが、ややグレイッシュな色が混ざっているので、光の加減でネイビーにもグレーにも変化します。
スーツとしてもジャケットとしても、ONでもOFFでも、ネイビーにもグレーにも。いろんな表情に化けるのも魅力ですね。
MODEL:WIGHT/P
PRICE:¥147,000
SIZE:44・46
COLOR:NAVY
MATERIAL:WOOL100%
一部、まだご紹介できない物もありますが、今季グローリーガイの推奨するスーツを2週にわたり、ご紹介させていただきました。最近のカジュアル化の流れの中、スーツを疎かにしている傾向があります。しかし、「男の身だしなみ」あるいは「男らしさ・粋」を考えた時、最も大切なアイテムがスーツなのです。時代と共に”楽さ”軽さ”という快適さは求められるものの、そこには必ず”上品さ””クラシック”が根底にあります。そして、今、最も進化した男の服がスーツであり、制約のある中で着こなしを楽しめる唯一のアイテムなのです。