2010.04.02
早速ですが、【MASTAI FERRETTI】の新襟型「ホリゾンタルカラー」について解説を。
そもそも、ホリゾンタルカラーの「ホリゾンタル」(英:HORIZONTAL)とは、和訳すると水平とか水平線という意味で、両襟の開き角度がほとんど水平にまで大きく開いた襟型のことを、ホリゾンタルカラーと呼ぶのです。
真上から見るとこのような型になっていて、襟が真っ直ぐ180°の直線になっているのが分かります。
襟先の長さが、長すぎず短すぎず。ちょうどジャケットとのVゾーンに収まる長さ。
Vゾーンが詰ったように見えるレギュラーカラーより、写真のようにスッキリ感のあるワイドカラーが、やっぱり軽快で今っぽいですよね。ネクタイのノットはやや小振りにするとバランスがいいでしょう。
特に、夏場のノータイスタイルで、シャツの種類に関係なくただ釦を外しただけで、だらしないだけに見えてしまうシャツってありますよね...。こちらは、そうならないためのシャツでもあり、釦を外してもキレイに襟が広がることで、だらしなさは皆無。お洒落でカッコいい、COOLなBIZスタイルになるはずです。
襟の角度が直線ということで、襟が開きすぎてしまうのではと思うのですが、それはご心配なく。絶妙な角度でバランス良く収まり、襟の先端もジャケットのラペルに掛かるので、ラペルの外に跳ねて出てしまうこともありません。
最後にもう一つ。襟型に関係なく、【MASTAI FERRETTI】のシャツは、第一釦のホールが全て斜めに付けられています。
これは、全てのシャツブランドで見られる仕様ではなく、最も留め難い第一釦を留め易くする為に、【MASTAI FERRETTI】が特別に施した仕様です。他では、ハンドメイドシャツの名門【BARBA】がこのような仕様でした。
このように、細身に仕上げた見た目のデザインだけでなく、着易さも追求したクオリティーの高いシャツ作りにも注目です。