新進気鋭のナポリシャツ「Mario Muscariello」

   シャツをコーディネートの基本として、これまでも数多くのシャツメーカーをご紹介してきましたが、今回、再び(また?)新しいブランドがイタリアより入荷いたしました。

 最近のファッション誌などでは、取り上げられることも多い注目のシャツブランドで、「マリオ ムスカリエッロ」と読み、ちょっと覚えにくく発音し難い名前ですよね。しかし、今後GLORY GUYとしても、この秋冬と次回の春夏にかけて力を入れていくとても魅力的なブランドなので、ぜひこれを機に「マリオ ムスカリエッロ」の名前を覚えていってください。

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 マリオ ムスカリエッロは、1870年創業。「ナポリシャツ」という言葉でも有名な、伊ナポリのシャツブランドで、その中でも、ナポリサルトの聖地と言われるサン・ジョルジオ・ア・クレマーノに工房を構えている老舗中の老舗。

 伝統的なハンドメイドのシャツ作りに、マリオ氏は新しい独自の解釈を取り入れ、今までのクラシックシャツに現代的なエッセンスを加えることで、色気ある魅力的なシャツを作り出している新進気鋭のシャツデザイナーなのです。

 その中でも、彼が最もこだわっているのがフィッテング。胸のポケットや背のダーツは、エレガントではないという観点から、彼のシャツには存在しません。スリムではありますが、その着心地を追求したフィッティングは、ナポリ伝統の9工程にも及ぶハンドワークのしなやかさが成せる業。ハンドメイドシャツの筆頭とされるボレリやバルバなどでも、ハンドの工程は7つほど。クオリティーとコストパフォーマンスの高さは一目瞭然です。

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 ハンド仕様の9箇所は、台襟付け・ショルダー・アームホール・ボタンホール・釦付け(四角縫い)・ガゼット・カフス付け・前立てまつり・カンヌキの部分で施されています。

 特に、ハンドメイドで仕上げたアームホールの着心地は絶妙。脇を上げ、強弱を付けた縫い込みで、腕の自然な動きを実現しています。細くすっきりとした印象のシルエットですが、動きに対してシャツが一緒に付いて来るといった感じで、引っかかりも無く窮屈な印象もありません。

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 手縫いによる釦ホールには、正直驚かされました。前身頃からカフスまで、全ての釦ホールが手縫いで見事に仕上げられています。(写真では分かりにくいかもしれませんが…)

 共地で作られたハンカチも、付属として付いています。細番手で織られた生地だけに、作りの良さだけでなく肌触りもさすが。それだけに、ハンカチにも価値アリ(?)です。

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PRICE:¥31,500

SIZE:38・39・41

COLOR:WHITEのみ

*他にボタンダウン・白無地あり。

GLORY GUY

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