BARACUTA/バラクータのG9という選択 いつまでも繋げていきたいブルゾンです!!

 一昔も前のことです。親父が亡くなって、1週間ほど経った頃でしょうか。母親から連絡があり、父の服の整理を頼まれたのです。「貴方が洋服屋だから、お父さんの服が一杯。整理できないから手伝って」ということでした。実家に戻り、親父のクローゼットを開けると、次から次へと懐かしいものが出てきます。「これは、あの時の...」なんて思い出に浸りそうになるのを我慢して、思い切って片付けていきます。ただ、どうしても捨てきれないものがあり、何かと言えば、BARACUTA(バラクータ)のジャンバー。親父が最も愛用していた英国のブルゾン。色違いや素材違いのG-9(ハリントンジャケット)を何枚か持って、出かける時だけではなく家にいるときでも着ていました。その横には、いつも愛犬。名前はドンでも、ウエストハイランドホワイトテリアと、こちらも英国犬。趣味の写真を撮りに出かける時や、趣味部屋で絵や習字を描くときも、G-9と共に一緒でした。

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 昭和6年生まれと、昔の人ですから、お洒落には気を使っていましたが、BARACUTA(バラクータ)を知っていたわけではなく、もちろん、スティーブ・マックイーンや高倉健に憧れていたわけでもありません。憧れていたのは父親ではなく、実は、私のほうでした。当時勤めていたショップで扱いがあり、27歳の時、ようやく手に入れたG-9。「いいの着ているなぁ」から始まった親父のバラクータ好きは、それ以来、不動のものとなっていったのでした。洋服ダンスから出てきたものは、どれもが擦り切れるまで着込んだものばかり。ただ、捨てることはできません。母親が捨てていなければ、今でもクローゼットの片隅にかかっているはずです。

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 本日の出で立ち。ジャケットの代わりに羽織ってみました。自分で言うのもなんですが、20代の頃より、はるかに似合っていました。やはり洋服は、特に不変の名品は、歳を重ねるごとに、しっくりと調和され、板についてくるものなんですね。歳はとるものです。

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 1937年に作られたBARACUTA(バラクータ)のG-9モデル。エージェントが変わり、展開を諦めていた私ですが、どうしても諦め切れなかったのが、面白いことに、ジュニア。新たに契約を結びなおして、再び登場です。私よりも早く、若干23歳で、このブランドの虜になっているジュニア。私が父親に紹介し、また今、息子から刺激を受け、あらためて魅せられている私と、三代に亘るバラクータ信仰。参考までに、2013年春から2015年春までのブログが、こちら

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 今春のシーズンカラーは、ラベンダー。最初は、おっと思いましたが、見慣れてくるといい色です。羽織ったら、さらに欲しくなる、そんな新しい色のG-9でした。

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

2019年秋冬メインコレクション、ご報告です!!

 春は立ったのに、この寒さ。とは言え、2月は一年の中で最も寒い月です。遂にMooRER(ムーレー)のダウンが、クローゼットから引っ張り出されました。先週の東京出張で購入を考えたStile Latino(スティーレ ラティーノ)のコート。月曜日の気温が20度近くも上がると聞いて、見送りましたが、今また物欲の虫が騒ぎ出しております。本当に活躍するのは、この時期ですから...なんて事を考えながら、2019年秋冬メイン展のご報告をしていきます。

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 この日、ジュニアと最初に向ったのは、グリフィンさん。CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)でお世話になっている、もう20年以上もお付き合いさせている代理店さんです。かつては、カナダグースでずいぶんお世話になりましたが、今回は、この冬より扱いを始めたPYRENEX(ピレネックス)のバイニングです。このブランドの取り扱いを強く要望したのは、ジュニア。セレクトも彼に任せます。

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 次に向ったのは、中目黒にあるJOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー)の展示会。今年の秋、新しいコンセプトで展開を予定しているショップ。その品揃えに、スメドレーは必要のようです。プロデュースは、ジュニア。ここも彼に任せます。その後、彼は英国の商材を扱う真下商事さんに行き、私はZANONE(ザノーネ)INCOTEX(インコテックス)のバイニングの為、スローウェアジャパンさんへ。ここで彼とは別れます。

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 定宿から見る東京タワー。私の還暦祝い?なわけはありませんが、かなりインパクトのある電飾でした。この夜は、あるエージェントさんと食事の予定をしておりましたが、先方に流行もののインフルエンザにかかられた方がおり、残念ながら延期です。仕事を終え、ホテルに戻り、夕食に選んだのは、天ぷら。カウンターで、一人、担当の?、いや、いつも3人ほどの板前さんがみえるのですが、なぜか決まって同じ方に揚げていただいています。時間は9時頃。この時間になると、空いていて、板前さんとの会話が楽しめます。やはり天ぷらはカウンターで、一人、揚げたてを食べるのが一番です。

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 翌朝、一番で向ったのは、南青山にあるHERNO(ヘルノ)。直営店の上がショールームになっています。担当のタカイちゃんと合流です。かなりのモデル数があり、セレクトには時間がかかりますが、決まれば早いのがグローリーガイ。その場で数量も入れて、次に向かいます。

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 「タカイさん、このジャケット、どう思います?」「いいんじゃない」なんて会話があったかどうかは分かりませんが、TAGLIATORE(タリアトーレ)は、グローリーガイのメインブランド。それぞれの思惑が交差します。

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 英国スタイルに嵌っているジュニアは、トレンドと上手くかみ合っており、すんなりと着用分を決まったようです。このあと、同じビルにあるPT01(ピーティーゼロウーノ)に向かいましたが、そこでも、かなり英国色の強い柄行きのパンツを選んでおりました。

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 二日間のバイニングに疲れた私は、セレクトをタカイちゃんに任せて、椅子で休憩。新しく取り扱うことになったJoshua Ellis(ジョシュア.エリス)。JOHNSTONS(ジョンストンズ)の対抗馬だけに、かなり真剣に、そして慎重に選んでおります。

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 英国物を多く取り扱う代理店さんだけに、ジュニアの目は輝いておりました。そして見つけたのが、このニットブランド。現在、検討中ですが、たぶんいきそうです。

 今週から、蔵庫/マガジーノのバイニングも始まります。蔵番のマスヤマも同行です。そして、火曜日は東京、木曜日は大阪と、暫くは、東奔西走です。またご報告させて頂きますね。

 

オトコの幸せって、身の回りのささやかな出来事の中にあるのです!!

 コーヒー好きの貴方に。どこで、どのくらい飲まれますか?なんて、新年早々のご挨拶を済ませましたので、気楽な書き出しです。都会では多くのカフェができ、第三次コーヒーブームなんて言われていますが、地方では昔ながらの喫茶店がどんどん店を閉めてしまい、行く場所に困るほどです。おかげで、同じ敷地内に好みの珈琲を出すカフェがあるため、一日、3.4杯飲む私のカフェイン中毒を満たしてくれているのですが、今月末から始まる東京出張。どこで飲むかですが、まずは新幹線の車内販売のコーヒー。最近は豆を変えたり、質の向上にも力を入れているため、昔と比べるとずぶん美味しくなりました。車窓の景色を見ながら、飲む珈琲は最高です。一杯320円しますが、実は5枚綴りのチケット、1350円を買えば、一杯あたり270円とお値打ち。それにチケットを出すたびに販売員の女性からも、「いつもありがとうございます」の言葉を添えた笑顔をもらえます。帰りの新幹線では、「お仕事、お疲れ様でした」なんて言葉をかけてもらえば、一日の疲れなんか吹っ飛んでしまいます...なんて、今年もささやかな幸せを求めて、ブログを書いていきます。お付き合いください。

今年初めてのブログとなりました!!

 明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

 今年最初のブログです。昨年は、久しぶりに31日の大晦日まで営業させて頂きました。多くの方にご来店頂き、開けた甲斐がありました。心よりお礼申し上げます。

 "終わり良ければ全て良し"という諺があるように、仕上げは肝心です。心、晴れ晴れと帰宅し、例年より遅い夕食をとりながら、紅白歌合戦を観戦。昨年同様、カウントダウンに行き、その後、氏神さんに初詣に行くつもりでしたが、ゆく年くる年が終わる頃には、すでに布団にもぐっておりました。

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 年明けは、3日から営業のため、体力温存の為、殆ど外出はせずに寝正月です。ようやく先週、定休日の火曜日に初詣に出かけていきました。向ったのは、豊川さんの名で親しまれている豊川稲荷。子供の頃は、毎年、三が日のいずれかに必ず家族と出かけた馴染みのある神社なんです。商売繁盛などを願う参拝客が年間500万人が訪れ、日本の三大稲荷の1つとされている人気スポット。ただ、30年近く商売をしているのに、参拝するのは、今回が初めて。子供の頃の記憶しかないほど、本当に久しぶりなんです。

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 前文で神社と書いてしまいましたが、実は曹洞宗の寺院。正式の寺号は、妙厳寺。境内に祭られる秘仏「豊川吒枳尼真天(だきにしんてん)」の稲穂を担いだ姿などから、一般には「豊川稲荷」の名で呼ばれるようになったと説明がありました。でもお寺なのに鳥居があるのは不思議と思いませんか。調べて見ると、1871年(明治4年)に発令された神仏分離令が原因だったようです。それまで境内の参道に立ち並んでいた鳥居は撤去され、「豊川稲荷」「豊川大明神」の呼称も使われなくなった。以降は「豊川吒枳尼真天」と号するようになる(ただし、間もなく通称として「豊川稲荷」と呼ぶことは復活する)。 なお、現在地に鳥居が立ったのは戦後であるが、この鳥居は1930年(昭和5年)に敷地内に移転・保管されていた江戸時代末期の東海道にあった鳥居である、とのことでした。

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 かつての稲荷本殿で、この堂宇が妙厳寺から分離の危機にあった奥の院。古い建物です。ところで、ここ豊川稲荷。昔から、カップルで参拝すると別れるというジンクスがあります。推測ですが、豊川稲荷の「稲荷」とは、境内の鎮守として祀られる吒枳尼天(だきにてん)。インドの古代民間信仰に由来する女神で、一般に白狐に乗る天女の姿で表されます。狐か天女の、いや両方のヤキモチからお稲荷さんの破局ジンクスが広まったのではないでしょうか。参拝しながら、思い出したことでしたが、ほっと胸をなでおろしたのは、一緒だったのが、女性ではなく、息子だったからです。

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 総門を出ると、目に入るのが、"なつかし青春商店街"こと「豊川いなり表参道」。少しの距離ですが、昭和レトロな雰囲気を楽しめます。

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 時計の針は、1時を回っています。食事をするには、ちょうど良い時間です。ここで食べるなら、やはり稲荷寿しときしめんで有名で、豊川いなり表参道に入り口角にある、創業100余年の「門前そば」。名物の「いなほ稲荷寿し」を買い求める行列の脇を抜けて店内に入ると、ちょうど席が空いていました。子供の頃、いつも三が日だった為、ずいぶん並んだものでした。やはり、少し日にちを置いてから、参拝するのがいいでしょうね。セットで1050円。参拝した後だけに特に美味しく頂きました。

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 帰り道、途中、左に舵を取ったのは、蒲郡方面。珈琲を飲むために向ったのは、蒲郡クラシックホテル。少し前までは、プリンスが経営していたホテルです。ついつい大好きなモンブランも一緒に注文しておりました。

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 どうです。女性と一緒ではないでしょ。今回の同伴者は、神社好きのジュニア。私が子供の頃、親に毎年連れて行ってもらったのに、自分の息子を連れて行くのは、今回が初めて。こんなにも大きく育ってしまってからの参拝となりました。遠方よりお越しの皆さん、参拝が未だであれば、豊川→岡崎→蒲郡と順番は別として、一つのコースとして選んでみてはいかがでしょう。

ありがとう!!と、還暦に感謝です!!

 今年最後の食事会は、いつものイタリアンことマルズさん。昨夜、年内の営業が21時までということで早めに出かけていきました。食事の相手は、諸葛孔明さんではなく黒田官兵衛さんでもでない、デザイン会社のA氏。日本の歴史や文化、特に神社仏閣に造詣が深い方です。私どものホームページを制作、運営し、私のイメージしているものを具現化してくださる、いわゆる参謀のように、いろんなアイデアや理想を実際のものとして表現してくださる頼もしい方です。いつものことですが、額を突き合わせて議論することはなく、歴史や干支の話、世情に、もちろん女性についてなど、仕事とは全く関係のない話題で談笑です。ただ、いつの間にか、「これで、いこう!!」なんて、迷っていたことや、はっきりしなかったことが、確かな形になっていくから不思議です。いかに人生を楽しむかが、共通した生き方だけに、難しい話は必要ないんですね。

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 27日の夜、記念日にはここと決めているフレンチのデッサンプリュスさん。年末年始が慌しい為、この日に家族だけの食事会。そして、まさかの還暦祝いを受けました。めったに厨房から出ない、ましてや写真嫌いのオーナーでありシェフのK氏にまで参加していただき、記念写真です。そして翌日、隣にいるマダムから、こんなメールをいただきました。「まだ何が自分に向いているかも分からなかった私に接客のおもしろさを教えてくれたのは、他ならぬスグルさんです。いつまでも熱く語るわたしの手本であってください」。還暦のお祝いと共に頂いた、この言葉は、私の宝物になりました。

 今年も残り僅か。明日の営業を終えれば、目の前には新しい年。今年は、私にとっても、還暦という大切な年になりました。単に歳を重ねるだけの、一つの通過点だと思っておりましたが、各方面の方々からお祝いを受け、改めて自己や自分の歩んできた人生を見つめなおす、いい機会だということを理解しました。ある方が、トリはシジュウカラ、オンナはゴジュウカラ、オトコはロクジュウからなんて言っておられましたが、その通りかもしれません。干支が一巡し誕生年の干支に還ることが、還暦。本卦がえりの意から、生まれ変わりを意味します。赤ちゃんのように、我儘に泣くことは適いませんが、格好つけることなく、無理をせず、自然体でいようと思っております。多くの縁ある方々に感謝し、これからの出会いに胸を膨らませながら、新しい年を迎えるつもりです。

 本日は、スグル個人としての一日早いご挨拶とさせていただきます。

 どうぞ、よい年をお迎えください。

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