再会あり、パーティーあり!の2013年秋冬プレコレクション、開催です。

 時の流れは、本当に早いものです。冬が始まろうとしているこの時期、もう2013年秋冬のプレコレクションが始まります。昨夜は、特別なイベントに参加する目的もあり、東京へ一泊で出掛けてきました。

  現在、Finamore(フィナモレ)、ALTEA(アルテア)、Lubiam(ルビアム)など多くブランドのエージェントであり、かつて BOGLIOLI(ボリオリ)を日本に紹介し、現在の地位に押し上げたといって過言ではない「アマン」さん。そしてトリノのパンツファクトリーを一躍有名 にしてしまったPT01、05(ピーティゼロウーノ、チンクエ)や今や最も注目度の高いレザーブランド、VAZZOLER(ヴァッツォレール)のエージェント 「トレメッツォ」さん。この凄腕エージェント2社の合同パーティが昨夜、代官山で開催されたのです。

 もちろん、その前に仕事です。

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  アマンさんの展示会場でALTEA(アルテア)の商談をしていると、懐かしい方に出会いました。お互いに歳をとりました。またお目にかかれるなんて思っていなかったものですから、 正直言ってテンションが上がってしまいました。テンションの上がり具合は、私の赤い顔を見ていただければ分かるかと思います。私の大好きだった 「hlam(ラム)」のデザイナー、ピエランジェロ・ダコスティン氏が突然(私にとっては、本当に突然でした)現れたのです。ここで彼の話をしてしまうと 長くなってしまいますが、彼の作る服は私にとって、憧れ。今でも彼の手が入ったオリジナルを何点か持っており、プライベートで愛用しております。ま だ正式ではありませんが、どうやらALTEA(アルテア)の別ラインに彼が携わるような話です。奥様のグン・ヨハンソンさんは来秋冬のレディースコレク ションからデザイナーとして入られるみたいです。こちらも楽しみです。彼を忘れてはいけません。映画スターのように爽やかに微笑んでいる長身の男性は、エ クスポートマネージャンのステファノ・コルベラ氏。終始笑顔を絶やさない色男でした。

 プレコレクション中でお見せできないのが残念ですが、気になる物の生地サンプルをピックアップしてご紹介します。

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 ALTEA(アルテア)の全コレクションは、今までミラノのショールームでしか見ることができませんでした。また、プレコレクションでは、ここまで充実した内容ではありませんでした。今回、ALTEAに対する期待の大きさをうかがい知ることの出来た満足のいくプレコレクションでした。

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 どこかで見たことのある顔・・・そうです、ERAL55のショップスタッフ、デニス氏。全てAVIO(アビオ)の服を着ています。ミラノの有名セレクトショップ「ERAL55」とパンツ専業ブランド「J.W.BRINE」とのコラポで生まれたAVIO(アビオ)。今回、ERAL55と全く同じものを日本で展開します。ミラノに行かなくても、日本のミラノ?岡崎で手に入るのです。

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 殆んどのサンプルモデルをオーダーしておりますので、ご期待ください。

 実は、AVIO(アビオ)を見る前にFinamore(フィナモレ)もセレクトしています。また、こちらもご紹介しますね。

 この後、すぐ近くにあるトレメッツォさんのショールームへ。

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 次のシーズン、VAZZOLER(ヴァッツォレール)のムートンは、こんな感じでしょうか。ショップによって、セレクトは変わりますが、ダークカラーより中間色が気になります。こちらもモデルは検討中です。

 そして、PT01、05(ピーティゼロウーノ、チンクエ)は、次回ご紹介します。そろそろパーティの時間が押し迫っておまいりました。タキシードに着替える為、ホテルに戻ります。えっ、ブラックタイ着用とは招待状に書いてありませんって。でもトレメッツオの渥美君はタキシードにアイロンをかけていましたよ。いや、彼はもてなす側ですから・・・。

 東急東横線の代官山駅から歩いて5.6分のところにあるThe BAR「XEX」が会場。7時スタートに少し遅れて入場しましたが、既に人の山。予定では300人ほどのパーティを予定していたみたいですが、なんとその倍の600人ほどが・・・。いやぁ、盛り上がりすぎです。

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 カメラを預けてしまったので、帰り際での撮影です。イタリアからも多くの方が参加されていました。雑誌でお馴染みのTAGLIATOREのオーナー兼デザイナーであるピーノ・レラリオ氏やPTのマリオ・ステファノ・マラン氏など、BAGUTTAの社長も見えていましたね。もちろん、ピエランジェロもご機嫌でした。

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 宴もたけなわの頃、さらに特別ゲストの登場で会場は大盛り上がりです。遠くてよく分かりませんね。

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 少しはお分かりでしょうか。コロッケさんです。生で見るのは、もちろん初めてです。さすがプロです。会場が笑いに包まれますが、イタリア人にっては意味不明でしょうね。

 そして、迷いましたが、最後にこの写真をお見せして、本日は終わりましょう。失礼いたしました。

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この秋冬は、「グローリーガイの赤備え」で赤く染まります。

  最近は、一日がNEWSブログの作成で終わってしまい、SUGURU BLOGは久しぶりの更新です。本日は、スタッフの高井にNEWSの制作を任せることにしましょう。

  昨日は、ゴールデンウィーク最中ですが、定休日の為、お休みを取らせていただきました。折角の休みでも午後から仕事が入っているので、午前中が貴重な時間です。いつもより少し寝坊して出かけたのは、岩津天満宮の本殿と神楽殿の間にある「余香殿 なおらい」さん。今年も「井伊の赤備え」の展示があると聞いて、見てきました。

001 007  歴史小説は大好きです。学生時代に始めて読んだ吉川英治の「新・平家物語」。以来、食事の時間を惜しんで無我夢中で読んでいた時期もありました。最近は、池波正太郎の「真田太平記」など昔読んだ本を再読したり、まだ読んでいなかった小説を探して読んだりもしています。

「井伊の赤備え」の他に「武田の赤備え」や「真田の赤備え」があります。小説を読みながら、空想する戦国時代のロマン。生と死の極限状態で戦う戦国時代の男たち。その中に描写される赤備えの颯爽とした武将たちの姿が、瞼に浮かんできます。

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  こちらはINCOTEX RED(インコテックス レッド)。赤備えのインコテックスです、と言うとややこじつけな感じもしますが・・・。ただ、こちらの勢いは凄いものがありまして、数多くのブランドの中でも一際目立っております。この秋冬は、更にその勢いが加速していくはずです。

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  今季のREDは、INCOTEX(インコテックス)のみの展開となりましたが、秋冬はMONTEDORO(モンテドーロ)、ZANONE(ザノーネ)、GLANSHIRT(グランシャツ)と全てが揃います。もちろん従来のインコテックス(ブルー)も充実しております。今回の展示会で見たコレクションは、スローウエアグループの世界観が、バイヤーとしての私のイメージとぴったりと一致。店内の一角がスローウエアショップになるかもしれません。

この秋冬、グローリーガイは「赤備え」で赤く染まっていきます。

2012年秋冬展示会報告 リピートアイテムの巻

 風が冷たく、日陰にいると寒さに震えます。でも、ずいぶん日が長くなり、陽射しも春めいてきました。そろそろ長かった冬ともおさらばしたいものですね。2012年秋冬の仕入れもやっと一段落しました。少しずつ、ご報告していきたいと思っております。

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 私の本日のいでたちをご紹介します。「そんなのどうでもいいから」って言わないでくださいね。これも展示会報告ですから・・・。と言うのも、このレザーブルゾン(EMMETI)、インナーに着ているシャツ(Finamore)、そしてカーゴパンツ(JACOB COHEN)、そしてブーツ(Para boot)は今季大変人気があり、完売後もお問い合わせの多かった商品です。購入を諦められた方に朗報です。再オーダーをしてきました。

 EMMETIのレザーブルゾン「ENRICO」。今回の東京出張では大活躍です。展示会場で「それ、どこのレザー?」と訊かれる度に鼻高々に自慢しております。展示会の際、選びきれずに表革とスエードのキルティングの両方を選んでしまうほど。数量もレザーの中では、最も多く発注をかけたモデルです。おかげで個人的にも購入できました(いつもの数量なら手に入らなかったはずです)。現在、スエードのキルティングを一枚残すのみで、表革は完売してしまっております。完売後にお客様からの問い合わせが多く、エージェントの谷さんに頼み込んだところ、革の残の関係で5着分なら用意できるとの事。早速、サイズ44と46は2点、48を1点とオーダーをしてきましたので、購入を希望される方はご連絡ください(現在、44と46の2点は予約が入っております)。


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 そしてFinamoreのネル地チェックシャツも残り6着分の生地がありましたので、オーダーをしました。こちらも店頭で着ているとよく訊ねられました。ただ、こちらは他にも似たような生地をオーダーしておりますので、入荷してから検討してみてください。

 
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 JACOB COHENの定番カーゴ「IKE VINTAGE 」は、価格が上がって4万円台になるのではと巷の予想を良いほうに裏切ってくれました。それも昨年より1000円安い37.000円で提供できます。またこの秋に日本上陸初の2万円台のジーンズも登場しますので、楽しみです。

 最後にPara boot。秋冬のコーディネートで何回となく登場していましたから、気になられたのではないでしょうか。こちらのモデル「PERRAUT(ペロー)」は、昨年より発売されたNEW MODELです。12月に開いたトランクショーで数多くのコレクションの中、これを見つけてしまったのです。一目惚れでしょうね(最近、一目惚れが多くて、困ります)。フレンチカントリーなウイングチップのレースアップは、エレガントなだけではなく、全天候型で耐久性にも優れています。イタリア出張にも大いに役に立ちました。その後の東京出張にも毎回、また普段にも出番が多く、かなりヘビーローテーションです。少し休ませてあげないといけませんね。

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 今度の秋冬には、こんなモデルも登場します。手前がスエードのウイングチップ「ANDERSEN」、奥はグレンレザーの「RERRAULT」。他にもコードバンの「ADONEY」なども展開しますので楽しみにしていて下さい。

 展示会では、新しい商品を見てオーダーするだけではなく、人気があったアイテムや要望の多いものを再度検討して、素材や生地があればオーダーしていきます。本日は、そんなリピートアイテムを一部ご紹介させていただきました。

 尚、手に持っているCISEI(シセイ)のトートバッグは、入荷したばかりですが、我慢できずに昨日購入してしまったものです。もちろん、まだ在庫がありますので、ご安心ください。

 

 

 

 



 

2012年秋冬展示会報告です。

 そろそろイタリア出張のご報告をと思いながらも、日本でのメイン展示会が始まり忙しく走り回っております。ありがたいことに風邪を引く暇もありません。

 先週の火曜日もレディース店カシェート(Cachette)の店長と日帰りで東京に行って来ました。朝10時に東京に着き、最初のエージェントさんへと向います。品川で最終の「ひかり」22時07分に乗るまで、みっちりと仕事です。駅でお弁当を買って新幹線に乗り込むと、やっと一息。23時27分に豊橋に着くと、小走りで23時34分の名鉄に乗り換えます。岡崎に着くのが、ちょうど日付が変わる頃になりますが、2時間前に賑やかな東京にいたことが不思議なぐらいです。最終電車の品川22時07分発ができてからは、とても効率よく仕事をこなすことができますが、少々無理をしてしまいがちです。便利になることは、とても良いことですが、反面、ゆとりを失いがちです。時間があるときは、敢て「こだま」に乗って、ゆっくり本を読んでいくのもいいですね。

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 フィナモレ(Finamore)です。でもメンズではありません。この春より、ついにレディース店カシェートでも取り扱いますので、ご期待ください。柄、生地はメンズと共通です。もちろん、シルエットは変わりますが、ナポリのシャツファクトリーらしいスポーティでエレガントなコレクションになりそうです。

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 こちらもメンズではお馴染み、カーゴパンツ人気を牽引してきたジェイダブリュブライン(J.W.BRINE)。レディース店カシェートでは、この秋冬から登場しています。スカートなどカーゴパンツ以外にもコレクションの幅を広げています。すでに問い合わせの多いブランドになっています。

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 そしてマッキントッシュ(MACKINTOSH)。最近、メンズより人気があるような、そんな気がします。毎回、新しいコレクションを発表していて、男の私から見ても楽しそうです。

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 最後は、ジョン・スメドレー(JOHN SMEDLEY)。こちらも最近、レディース店カシェートでは人気急上昇!以前はメンズの半分以下のオーダーでしたが、年々、オーダー数が増えてきています。2012年秋冬のオーダーは、メンズと変わらなくなるのではないでしょうか。肌に優しいジョン・スメドレーのニット。女性の方が敏感なのかもしれませんね。

 以上です。「あれっ!メンズは?」と言う声が聞こえてきそうですが、少々レディースのオーダーに時間がかかりすぎてしまって、ジョン・スメドレー以外はオーダーしていません。来週の月曜日から水曜日までの3日間、びっしりとスケジュールを組んでアポを入れておりますので、戻り次第ご報告させて頂きます。

 

 

ダウンのビッグオーダーは寒さのせいです。TATRAS(タトラス)&WOOLRICH(ウールリッチ)

  この秋に「今年の冬は寒くなりますよ。」とお話した通りになりましたが、ここまで寒くなるとは正直、思ってもみませんでした。ミラノ(昼間がマイナス1℃、夜はマイナス4℃)を除いて、比較的暖かだったヨーロッパ。日本に帰ってから、本当に凍える毎日です。

  さて、のんびりする間もなく、毎週、国内で行われる展示会のため東京に出かけております。6日、月曜日も先週、レディースのオーダーのみで終わってしまった【TATRAS(タトラス)】と【WOOLRICH(ウールリッチ)】そして【Three dots(スリードッツ)】の展示会に行って来ました。

  レディース店Cachette(カシェート)にダウンブランドがなく(以前は、メンズ同様モンクレールを展開していたのですが・・・)、探しているところ、フィレンツェで開催されたPITTIの会場で、この【TATRAS(タトラス)】に出会ってしまいました。ミラノにできたショップには残念ながら見に行けませんでしたが、とても魅力のあるコレクション。クオリティと価格のバランスが良いのもこのブランドの長所です。セレクトしたものを、ほんの少しご紹介します。

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ウールのベストもございます。
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  ロングもございます。
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  ストレッチもございます。
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  迷彩柄もございます。
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  レザーまでもございます。他にもございますが、このあたりにしておきます。どうも寒さが厳しいと、ついついオーダーを入れすぎてしまいます。

  そして、こちらも寒さに強いダウン「ARCTIC PARKA(アークティックパーカ)」を擁する【WOOLRICH(ウールリッチ)】。この寒さのため、いまだに代理店に問い合わせがあるそうです。確かに、もともと極寒の地アラスカから天然ガスを引くためのパイプラインを作る際に作業員のウエアとして開発されたものだけに、防寒ウエアとしては最強と言えます。

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  来シーズンから、ショートとロングの中間、ミドル丈(ショートより4cm長くなります)のみの展開になります。羽織ってみると、短すぎず長すぎずで、最もバランスのよい長さでした。最初から、この長さにすればよいのにと・・・、余計なことを言いました。

フィレンツェ、PITTI会場では、大きなブースを構えていました。
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  広くて暖かく居心地の良い空間。写真のレザーチェアも座り心地がとても良く、ここで15分ほど居眠りをしてしまったほどです。最新のコレクションに囲まれて幸せ一杯の気分でした。

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