黄昏てきました -沖縄の旅ー

 風が、ピューピューと音をたて、吹いています。満開に近い桜も、この風の強さに耐えることが出来るでしょうか?今日は、花の金曜日。仕事帰りに、仲間で夜桜見物を計画されている方も多いかと思います。でも、寒~い。今度の日曜日、4日は、岡崎でも桜祭りの最大イベント「家康行列」が行われます。天気は、幸い良さそうですが、この風で桜の花びらが散らないことを祈ります。

 さて、私SUGURUは、遅い冬休みと言うのでしょうか、3日間、お休みをいただき、沖縄に行ってきました。写真のように、しっかりと沖縄で、黄昏てきました。

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一足早い冬の到来 長野の旅③

「一足早い冬の到来」を感じていただく今回のブログも三回目。いつの間にか、岡崎にも冬が来てしまいましたね。今日も外は、冷たい雨が降っています。

 急ぎ足で長野市に戻った我々は、節約の為、タクシーに乗らず、バスで善光寺の参道を抜け東山魁夷館のある長野県信濃美術館へと向ったのです。バスを降りると、外は真っ暗。一度、ここへ来たことのある友人を頼りに迷いながらも目的地に到着。席順の札を受け取ると115番。200席ほどのコンサートでしょうか。来館者の年齢は40代以上の方が多く、品の良い装いが、この美術館の佇まいと、これから始まるイベントに合っていて、居心地の良い空間を作っています。開演までの時間を、作品集でしか見たことの無い東山魁夷画伯の作品を見ることに。私が知っているのは「緑響く」「花明り」そして好きな絵に「白馬の森」があり、どちらかというと静かで優しい雰囲気の作品が好みでした。でも、こうして改めて見ると、季節柄なのでしょうか、それとも年齢のせいなのか、「行く秋」という作品が心に響きます。絵もそうですが、本も若い時に読んだものを読み返すと、また新しい発見があるものです。高校時代、美術部に所属していた友人は、絵に詳しく、奈良の唐招提寺にある障壁画は素晴らしいなどと目を輝かせて語ってくれました。

 いつの間にか、人の流れが変り、そろそろギターの天才「渡辺香津美 深遠なるギターの世界」の開演です。「東山魁夷画伯の作品には"旅”を感じる。そしてギターを弾くということもまた"旅”だと、常々思ってきた。画伯の"旅”はそんな僕を、一瞬にして”未だ観ぬ記憶”へと誘ってくれる。彼の絵の中でまどろみ、その中で覚睡したい・・・と強く憧れるのは、”未だ観ぬ記憶”への不思議な懐かしさからか?(中略)今日のコンサートでは、僕のこぼれる音たちに、東山画伯の絵の中で、煌くような”旅”をさせてやりたい。」渡辺香津美さんの想いが、この東山魁夷館に響き渡ります。ポップス、ジャズそしてクラシックを彼なりの表現方法で自由に奏でます。ギター好きには最高の夜でしょう。写真撮影が出来なくて残念ですが、コンサートホールで開く演奏会とは一味も二味も違って会場が一体化します。旅の途中で、旅を感じる作品と旅をテーマにした演奏会。今回の旅のクライマックスです。

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一足早い冬の到来 長野の旅②

11月17日火曜日、グローリーガイ定休日、雨。先週の水曜日、長野もこんな肌寒い雨の日でした。

 上田城横の観光会館では、地元の方々が観光客に味噌汁を振舞っており、我々もご馳走になりました。心も身体も温かくなり、向うは池波正太郎真田太平記館。残念ながら、休館日で入れず、がっかりして歩いていると、素敵な建物を見つけました。外の壁には「登録有形文化財」の看板。好奇心旺盛な我々は、ためらわず店内へ。そこは飯島商店と言って、「みすず飴」の製造販売しているお店で、クラシックで暖かみのある店内のガラスケースの中には上品に包まれたゼリーが、行儀よく陳列されていました。スタッフの方に勧められ、桃と杏のゼリーを試食してみると、ほんのり甘い香りが口の中に広がります。そこへ店主と思しき同輩の紳士が、杏のジュースを運んできてくれ、さらに心を和ませてくれます。「万葉の昔より枕詞にも"みすず刈る信濃の国"と歌われる山紫水明の地。その名に因んだみすず飴は、新鮮な空気と清澄な水にはぐくまれて完熟した、あんず、もも、さんぽうかん、りんご、うめ、ぶどうなど自然の風味そのまま加工したお菓子。保存料、着色料は一切、使わないので、天然のままの味と香りを楽しめる。」とは説明文より。

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    興味のある方は、こちらまで。http://www.misuzuame.com/

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 そろそろ、上田市を出ないと、本来の目的である東山魁夷館で開かれる渡辺香津美さんのライブに間に合いません。もっと、ゆっくりしたい気持ちを抑えて、上田駅へ。いよいよ、旅のクライマックスへと向います。


  

久しぶりの旅行。まずは足元から

 まもなく本格的な寒さが到来します。先日のあの寒さは、その予告とも言える寒さでしたね。

 ようやく、店内も冬支度が整い、一段落してきました。カレンダーを見れば、いつの間にか残り一枚だけになっていて、時の流れの速さに驚ろかされます。ここで、一度、時間を止める必要があります。というのは言い訳ですが、私SUGURUは、来週三日ほど、お休みをいただきます。定休日の火曜日から木曜日まで。11日の夜、長野市の長野県信濃長野美術館の中にある東山魁夷館で行われる渡辺香津美さんのコンサートに行ってきます。東山魁夷さんの作品が並ぶ展示室内で聴くコンサート。見るのも聴くのも初めてなので、一石二鳥を狙った旅行計画です。少し早めに長野まで行き、ついでに、前々から行って見たかった真田氏ゆかりの上田市まで足を伸ばすつもりです。

 そこで旅支度。旅行の計画が決まった後の楽しみは、何を着ていこうかとあれこれ考えることです。この時が、一番楽しいのかもしれません。

 出張以外の電車の旅は、久しぶり(高校の修学旅行の際に、感動した振り子電車「しなの381系」。もう、あの電車は走ってないはずだけど・・・)。そういえば、昨日の東京出張の帰りに初めて「N700系」に乗りました。話を戻して、今回の旅は、上田まで行くことを考えれば、かなり歩くことになりそうです。そこで、やはり、 ここはパラブーツの出番。でも、一番のお気に入りは、写真の通り、ボロボロ。13年ほど前に買って、ここ8年ぐらいは雨の日も風の日も愛犬シェーリーの散歩のために、酷使していて、今回の旅行には無理。でも、この靴が最も適している。本国フランスでは廃盤になっているモデルですが、この春のパラーブーツの展示会で、日本別注で復刻したのです。もう、これを買うしかないと、既に足慣らしの為、何回と仕事でも穿いているのですが、本当に快適な靴です。少し前に購入したカンタレッリのモールスキンのジャケットの相性も抜群。ジーンズ良し、チノパンツ良し、カーゴパンツ良しの万能パラブーツの「BLOIS」。新旧を並べてみると、こんなにも違っていました。でも、まだまだ、履きますよ。

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心の旅 沖縄最終日

 今回の沖縄の旅も最終日。美ら海水族館も行きたいのですが、帰りの飛行機の時間を考えて、首里城だけを見学することになりました。

 首里城は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された9つの文化遺産の一つです。14世紀後半から500年余にわたって琉球王国の政治や文化の中心地。首里城内は正殿、北殿、南殿及び御庭(ウナー)からなる区域や正殿背後に位置する王家の居住区,祭祀のための区域など整然と整備されています。琉球王国はここを拠点に中国や朝鮮、日本、東南アジアとの間で活発な交易をくりひろげたのです。

 最初に歓会門をくぐり、奉神門を抜けると、ここは紫禁城?と思わせるたたずまい。やはり中国との関わりが深かったのでしょうね。ただ南殿に入ると、いきなり和風になります。薩摩藩の役人達の接待所、日本風の儀式のために作られた建物です。王子達の控え室として使われていた鎖之間で琉球のお菓子とジャスミン茶を頂きながら、遠く、この地で栄えた琉球王国に思いをはせます。出口近くには土産物売り場あり、ここでシーサーを買おうと選んでいたのですが迷ってしまって。次回の沖縄、城めぐりの際に買うつもりです。

 首里城を後にして、私達はレンタカーを返して空港へ。一路、セントレアを目指します。

 沖縄のことを知れば知るほど、同じ日本として、また同じ日本人として、あまりにも無頓着だった気がします。沖縄には光の部分と影の部分があります。沖縄にはウチナーンチュとヤマトゥンチュという言葉があるように、沖縄の人から見れば本土との間に大きな溝があるのです。それは沖縄に対しての無知、理解の低さが原因のような気がします。

 今回の目的は仕事なのか遊びなのか、それとも両方なのか。最初に「なぜ、この時期、沖縄なんだろう?」と書きました。その答えは「自分探しの心の旅」だったのです。

 今回、ご同行していただいた望月さん、浅井さん、村岡さん。この方達によって、この答えが出せれたと思っております。熱き友情に感謝しています。そして、つたない文章の私のブログを読んでいただいている方々に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

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