中国茶でおもてなし

 お買い物をされた後、中国茶をお出ししています。鉄観音というウーロン茶で、かなり高級なお茶です。お買い物を楽しんでいただいた後に、熱いお茶で一服。珈琲と違って、誰もが楽しめるのがお茶ですね。ただ、お客様の多い時、スタッフの少ない時など、また茶葉が切れている時など、おもてなしできないときもありますので、ご了承ください。

 実は、私の学生時代の友達が上海の茶城(お茶屋さんばかりが集まっている市場)で商売をしているのです。数えたことは無いのですが100件近くあるのでしょうか、大きな建物の中には多くのお茶屋さんが入っています。上海に遊びに言った時は、何軒かのお茶屋さんで、様々なお茶を飲ませてもらいました。そんな友達のおかげで、日本になかなか入ってこないクラスの茶葉までが、安く手に入るのです。

 最近は、このお茶を楽しみに、ご来店くださる方も多く、このガラスの器がおもしろいから、どこで買えるのかと、よく訊かれます。あまりにも多くの方に訊かれるので、そのリクエストにお答えしようと、上海の友達に頼んで送ってもらう事にしました。もし、気になる方は声をかけて下さい。

 お茶つながりで、強引に写真に収めましたが、2.3日前より読み始めたのが、山本兼一著の「利休にたずねよ」。天下一の茶頭に上り詰めた茶人、千利休。時の天下人、秀吉と対峙して切腹を命ぜられる。そんな利休に興味があり、読むことにしました。直木賞受賞作です。

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秋の購入計画

 今日は暑いです。まだまだ残暑は続くのでしょうね。

 7月から始まった2010年春夏の展示会、カシェートのリニューアルオープンそして松山氏によるアタイアのオーダー会と、忙しく駆けずり回っていたのですが、この連休を境に少し、のんびりできます。この機会に自分の為に、秋の服を仕入れるつもりです。

 先日、ヤコブ・コーエンの620モデルを購入し、昨日はスリードッツのカットソー(シャツタイプ)を一枚。そして計画してるのがジョン・スメドレーのニット。実はホームページ用の写真を撮ってる際に欲しくなってしまったのです。フィリップというライン入りのVネックです。ジョン・スメドレーは毎年1枚は購入していて、一番最初に買った(10年ほど前)リチャードというタートルネックは今でも愛用しています。家庭の洗濯機でも洗えるので、便利ですね。

 そして、フィナモレのオックスフォードの洗いのB.Dシャツ。色はピンク。定番中の定番アイテムです。今まで着たいと思うオックスフォード地が無かったのですが、この生地はいいですよ。しなやかでハリがあり、着用してみて、更に納得です。春夏は白のシャツが大活躍。何枚あってもいいぐらいです。でも秋冬は重ね着するケースが多く、中に暖かみのあるピンクが活躍しそうです。

 今年こそはと思い、ボリオリのツィードのへリンボーン柄のジャケットを展示会で自分用にオーダーしたのですが、今年も売れてしまいました。ジャケットは何にしようか、検討中です。いつも「着る服が無い」と嘆いている私。昨年は何を着ていたのでしょうね。結局、欲しいと思う物は、売れてしまっているのです。

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照れくさいから洗います。

 もう何年、穿いているのでしょうか?初めて、グローリーガイがNotify(ノティファイ)を扱うきっかけになったのが、このジーンズです。ボリオリの展示会に行って、その場で目にしたのがこのモデル。色の抜け具合、シルエット、ディティールなど今まで見たことの無いジーンズで、穿いてみると、股上の浅いのに驚かされたのですが(当時、ヤコブ・コーエンの610が人気でもっと股上が深くそれに慣れていました。今はヤコブ・コーエンも688という股上の浅いものが人気ですね)、妙に履き心地が良く、すぐにオーダーをしたのです。

 売り場に入って、4万円もするのに、あっという間に完売。次のシーズンには廃盤になってしまい、手に入れることのできないジーンズになってしまったのです。売り場で穿いていると、お客様にどこのジーンズかと、よく訊かれました。自分が持っている服の中で、こんなに多くの方に訊かれたものは、他になかったと思います。

 そんな、お気に入りのジーンズ。一年のうち、半分は穿いていたでしょうね。オールシーズン、ジャケットにセーターに、そしてポロシャツにとフル回転です。そんな愛着のあるジーンズも今年になって、お尻の部分が破れてしまい、穿くごとに大きくなっていきます。家内に注意されてから、どうも人の目が気になりだして・・・。

 ということで話が長くなりましたが、新しくジーンズを買うことにしました。今回、手に入れたのはヤコブ・コーエンの620モデル。股上が浅く、細身のストレートです(9月号のMen's EXの”今、売れているデニム、ベスト7”の№1になっていたモデルです)。今日、直しから出来上がってきて、早速、穿いてみたのですが、すぐに破れたノティファイのジーンズに履き替えてしまったのです。何故か?当たり前なのですが、馴染まないのです。スタッフの皆一人ずつに「おかしくないか?」と訊いて回ったほどです。皆、おかしくないと言ってくれるのですが、落ち着かなくて、結局、洗うことに。

 それだけ、このジーンズ。身体に馴染んでいたのでしょうね。買う時は「高い!」と思っても、これだけ穿いて、破れても、まだ履きたいと思えるもの。そんなには無いでしょうね。

 ”擦り切れるまで着込んだ後も、再び求めてしまう。そんな物を提案したい”。これはグーローリーガイのオープン当初からのメッセージです。このジーンズを見ると、そのメッセージを大切にしていきたいと思います。

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金太郎飴

 来年1月31日に松坂屋岡崎店が閉店します。1971年の4月開業ですから38年の歴史に幕が閉じるわけです。以前より、噂があり、驚きはしなかったのですが、岡崎の中心街から、またひとつ灯りが消えるかと思うと、一抹の寂しさを覚えます。

 今から8年前、もうそんなに年月が経っているのかと驚くのですが、岡崎メルサが閉店しました。今は何とかと言う高層マンションが建っているのですが、この時はもっとショックでした。と言うのも、私も独立(1990年)する前はこのメルサの1階にある「マック8」で働いていたのです。私の世代の方なら、よくご存知ですね。元々は神戸の老舗マックの8番目の店。1973年当時、一世を風靡した「VAN」ショップとして岡崎にオープンしたのです。当時はメルサでなくサンリバーという名前でした。中学の時、初めてのデートで行った記憶があります。1983年にメルサに名前が変わって、私がここにお世話になる頃には、すでに「VAN」は無くなっていて(1978年に倒産)、当時はラルフ・ローレンを中心に展開していました。私が入社してすぐにDCブランドが大ブレークし、DCブランドだけを集めたエスパシオがメルサに増床され、市外からも多くの人が集まり、土日ともなれば康生通りは大勢の人で賑っていました。

 そして今は、通りを歩く人も疎らで、なんとも寂しい通りになってしまったのです。そして、ついに松坂屋も撤退。大きな要因はやはり郊外にできた大型ショッピングモールのせいでしょうね。名古屋から帰りの名鉄電車の窓から見える名鉄と松坂屋の看板を見て、やっと岡崎に着いたと、ほっとできる風景が無くなること、他と変わらない金太郎飴みたいな街になってしまう岡崎に複雑な感情を抱いているのは、私だけではないでしょうね。

 

岩津天満宮”献灯祭”のビアガーデン

 8月25日火曜日、久しぶりの休み。この日の夜、岩津天満宮で行われた献灯祭に行って来ました。夕方6時、拝殿で祭典が厳かに始まり、その後、境内に並べられた多くの竹の雪洞に灯りを点していきます。一つ一つに願い事の込められた雪洞に、すべて灯りが点ると境内は得も言われぬ神秘的な雰囲気になります。夜の天神様に行くことは今まで無かったので、とても貴重な体験です。

 今日の献灯祭は、ずっと前から楽しみにしていました。正直に言えば、この祭典より時を同じくして行われた「天神麦酒庭園」でのビアガーデンを待っていたのです。この日のため家内にスケジュールを開けてもらったほどです。拝殿の横、「余香殿なおらい」の前で、ビールを飲みながら、炭火で焼く椎茸、ネギマ、フランクフルトそして茹でた玉蜀黍に枝豆。更に紙芝居に私の妹が引くピアノの心地よい音色などなど。最高に贅沢なビアガーデンでのひと時。

 来年はぜひ、皆さんにも参加していただきたい催しです。仕事をすっかり忘れていた私。カメラを持ってくるのも忘れてしまいました。

 興味のある方はこちらまで。

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