閉鎖的な世界観が、ショップを生かす個性となるのです!!

 もう30年、いや独立する前から数えれば、かれこれ35年以上、バイニングという仕事をしていることになります。国内のメーカー依存、主導の時代から、現在の、ショップ主導のリスクを伴う海外ファクトリーとの取引と、仕入れの手法も変わりました。自ずと扱うブランドも様変わりです。ただ時代が変われど、共通していることはショップのマインド。トレンドの変化によるショップの方針転換やバイヤーの交代により品揃えの変化がないのは、一貫した嗜好の中でセレクトしている個人ショップ。モノ溢れや情報過多の時代においては、そんな八百屋のオヤジ的な世界観が強みになるのでしょうか。

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 本日の出で立ちです。オレンジやイエローなど活発な色合いが台頭して着ている中、マイブームカラーは至って穏やかです。展示会では、ベージュを含めたブラウン系やネイビー、またはブラックを中心に周辺カラーをセレクトしていますが、その中で特に注目しているのが、日本名の生成り色。晒す前の木綿のような僅かに赤みがかった黄みの白のことです。オフホワイトとかアイボリーホワイトと言い換えることのできるナチュラルな色合いです。

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 展示会で一目惚れ。ちゃっかり着用分を入れてオーダーしたのが、このチルデンやクリケットセーターをイメージしたニット(ALFREDO)。実は、撮影前は、ブラックのナイロンストレッチパンツ(Borelio)を穿いておりました。昨年秋に購入したもので、やや地厚。でも見た目は春夏ものと変わりません。穿いている本人だけが気にしてるのです。撮影の際、蔵庫/マガジーノで以前から気になっていたパンツが、こちらのパンツ(BRIGLIA)でした。一つ折り返せば穿けてしまう長さ。そのまま穿いて、グローリーガイに戻ることになりました。今日のNEWS blogでも使っておりますので、ご覧になってください。

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 ブラックほどきつくはないオリーブグレイと生成りのグレンチェック柄。リネン100%です。英国調の柄行きだけに、今日のニットとの相性は抜群。生成りがかっているのも、ハートに刺さります。英国スタイルに憧れてた20代後半。独立をきっかけに乗り換えた車はローバーのワゴン(オースチン・モンテゴ)に趣味の車はMG-B。愛犬はウェスティ(ウエストハイランドホワイトテリア)、常にサスペンダーをして...なんて英国貴族趣味に走るほど、もう若くはありませんが、どこかに英国の香りを漂わせていたいのは、今も昔も同じです。

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 少し前に撮った写真です。コットンスーツはStile Latino(スティレラティーノ)のものですが、中に着ているニットベストは、ずいぶん昔に購入したものです。コーディネートに共通していることは、生成り色との組み合わせ。ベージュと生成り、ホワイトと生成り、ブラックorネイビーと生成りなど、今季は生成り色との組み合わせが、マイブームになっています。

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 もう一つ、ボーダーの存在も忘れてはいけません。物心がつく前のことは分かりませんが、はっきりとしたボーダー柄のアイテムを着るのは、今回が初めて。先日購入したカットソー(mey story)は、未だに一枚では着ることができずニット(Rencontrant)の中に潜ませ、チラ見せ。もう少しすれば、勇気を出してジャケットのインに着ようかと思っております。

 今日も夜に合わせた"ちょいワル"ではなく、"ちょいオトナカワイイ"のコーディネート。誰か、誘ってくれると嬉しいんですけどね。

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