2017.07.28
できることなら感動が冷めやらないうちにブログに綴りたかった八ヶ岳の旅。もう1週間が過ぎてしまいました。レディース店のスタジオ開設にあたり、知り合うことの出来た八ヶ岳、正式に言えば、山梨県北杜市長坂にお住まいのインテリアプランナーの浅井さん。4月に紹介してくださったオフィス・ソウイチの浅井氏とカメラマンの稲垣さん、そしてカシェートのオーナー、よしのさんと私の4人で会いに行ってきました。
同じ年の7月。誕生日を挟んだ21日と22日には、一人で出掛け、清里の清泉寮へ初めて宿泊。翌朝、桃の直売場で大量に買い込み、知り合いにお福分けです。そして、この夏は、娘を連れて...いや、カシェートのオーナー、よしのさんと共に、出かけてまいりました。結婚して30年。ジュニアが生まれる前、神戸を訪ねて以来、23年ぶりの二人だけの旅です。昨年、愛犬シェリーが15歳で旅立ち、成長したジュニアは彼女にまかせ、ようやく二人で出かけることができたこの夏、それでも忙しい彼女には、ずいぶん前から予約が必要。車の運転に信用がないだけに、電車ならと、やっと実現した旅でした。
名古屋駅、9時ちょうどのワイドビュー「しなの5号」に乗り、塩尻で普通電車に乗り換えれば、12時5分には小淵沢に着きます。岡崎からは、ほぼ4時間ほど。車より少し時間はかかりますが、ゆったりとした気分で移動できます。小淵沢駅に着けば、名古屋から車で来た学生時代の友人夫婦と合流です。
お腹が空く頃です。出かける前に予約しておいた"旬菜美酒 庫楽/KURA"。屋号が、蔵庫/magazzinoマガジーノと似ており、親近感が沸きます。昨年、4月に八ヶ岳在住の浅井さんが案内してくれたのが、山間にある、この和食屋さん。ご夫婦で切り盛りされていて、奥様が富山出身と言うこともあり、新鮮な魚を使った創作料理を出してくれます。東京からのお客様が多く、この日も満席で、やはり予約は必要。かなり多くの酒もおいてあり、次回は夜に訪ねてみたい店です。
清里開拓の歴史と共に歩んできた清泉寮本館。三角形の屋根が特徴です。「早めにチェックインして、のんびりするのもいいね」の意見は、若者ではないだけに、すぐにまとまります。ただ食欲に関しては年齢とは関係ないようです。
と、この絵になるのですが、相変わらず可愛い...
オヤジたちは、すぐ座りたくなりますが、高校時代の同級生の山川君。実は事情ありで、私より年は3つ上。でも若々しい...
下界の暑さとは無縁の心地よい清里。もう少し探索しようと言うことになり、向ったのは八ヶ岳高原ロッジ奥にある音楽堂。周りに誰もいないことをいいことに踊りだす私。友人たちは呆れておりましたが、本人はいい気分です。もちろん、フラです。
こちらが新館のエントランスとロビー。昨年は、ノスタルジックな本館でしたが、今回は新館で部屋をとりました。既に暖炉には火が入り、一足早い秋の準備でしょうか。
天井の高い開放感ある部屋。寝室の南側には暖炉付きのリビング。ウッドデッキからの眺めに心和みます。
夜の食事は、不精なオヤジにとっては面倒なブッフェ形式。特にアルコールが入れば尚更。ただ、和洋両方の料理を楽しめるだけに、女性陣には好評です。そして、メインの食事が終わり、デザートタイムに起こった嬉しい出来事。
サプライズです。友人夫婦が秘かにホテルに伝えておいてくれた私の3歳の誕生日。いやいや、ただ、ろうそく3本は、いったい何を意味するのでしょうか。
久しぶりの二人の夜。緊張しすぎで爽やかとはいかない、寝不足で迎えた朝。ただ今回、移動は早起きで熟睡の友人の車です。安心して、次の目的地に出かけることができます。
八ヶ岳行きの一番の目的と言ってよいでしょう。北杜市の桃園で直売されている桃。価格の安さに思わず大量買いし手しまった昨年。ただ残念なことに、今回は到着時間が遅れたせいで、既に終了してしまっておりました。でもスーパーで買うことを思えば、ずいぶんお値打ち。出荷用の粒の揃った桃を2ケース購入しました。
そして次に向ったのは、浅井さん推薦の蕎麦や"翁"。蕎麦好きなら説明の入らないほど有名な店です。創業者の高橋邦弘氏が自家製粉に取り組んだ最初の店が、この「長坂翁」です。
森の中にひっそり佇む素朴な建物。関東圏ナンバーの車で、駐車場は満車です。店の周りには順番を待つ人で溢れていましたが、木々が多いために木陰にいれば、涼風の心地よさに待つ時間は苦になりません。
箸をつけた後の写真で申し訳ありません。注文したのは、ざるそば。きれいな蕎麦の色です。他に、少し太めのしっかりした食べ応えのある田舎そばがあり、こちらは次回の楽しみです。価格は880円。良心的です。少し物足りないかと感じるかもしれませんが、朝食をしっかりとった昼には、ちょうど良い量です。
ウイスキー好きの友人にとって、ここは外せません。サントリーの白州蒸留所です。町を流れる尾白川は銘仙百選。水のきれいなところで作られるシングルモルトウイスキー。現在、白州は品不足でなかなか手に入らないようです。
懐かしい赤玉ポートワインや角瓶、子供の頃、実家のサイドボードには必ず置いてあったオールド、やっぱり好きな山崎、などサントリーの銘柄がずらり。でも白州の姿は、ここでも見つかりませんでした。とりあえずのビール、そしてワイン、そしてもう一軒でのモヒート。この旅を機会に、もう少しウイスキーに親しんでみたい...そんな思いは、2日後には実現しておりました。
白州蒸留所を出て、小淵沢駅に向います。時間は、まだ15時前。ダンス好きのよしのさんは、夜に開催されるズンバ教室に、どうしても参加したい、そんな彼女の思いを無視するわけにはいきません。名古屋に着き、慌てて名鉄電車に飛び乗り、どうやら時間に間に合ったようです。私はと言えば、荷物を預かり、そのまま駅に隣接するホテルのラウンジへ。ゆっくり珈琲を飲みながら、旅の反省会。仕事帰りの混み合う時間を避けての帰宅でした。
駆け足でご報告させて頂きましたが、如何でしたでしょうか。プライベートな話ですので、さらりと読んでいただければ幸いです。