2010.09.16
「お帰りなさい。」
「えっ!何で知ってるの?極秘旅行だったのに・・・。」
「ブログにも載ってたよ。」
「そうだったかな?あまりにも内容の濃い旅だったから、行く前のことなんか忘れてしまって・・・。」
そんな会話が何度と無く交わされた今日一日。でも、仕事のことを忘れてしまうほど、本当に良い旅でした。近々、ご報告させていただきます。
短い夏休みを終えて、職場に戻れば、仕事モード。やらなければならない事が山ほどです。今週の土、日曜日は、松山氏を迎えての「ATTIREオーダー会」です。早速、担当の名倉を捕まえて、最後の調整です。そして、松山氏に一番お世話になている彼のコメントも載せることにしました。後の文は、名倉自身の言葉になります。 読んでやってください。
《ATTIREオーダー会をいかにして愉しむか》
皆さん、お久しぶりです。スタッフの名倉です。いつも、グローリーガイをお引き立ていただき有難うございます。今回、松山両三氏が来店して開く「ATTIREオーダー会」のレポートをします。私は、毎回、この期間中にスーツ・ジャケットを作っていただいております。私は、身長が160センチ。既製品では、ジャストサイズで着る事はできません。以前は、直して着ていたのですが、松山氏に作っていただいてからは、どうしても他のものを着る事ができなくなりました。そして、もう一つの理由が、やはり”自分だけの一着を作る愉しみ”が、そこにあるからなのです。今回も、何を作ろうかと、あれこれ考えて愉しんでおります。
さて、ここで私が、最近作った作品をご紹介します。私の基本は「英国調」。学生時代より英国に夢中です。車の趣味も家具の趣味も、そしてお酒も。たぶん女性も・・・。当然、洋服も必然的に英国趣味が反映されます。
このジャケットは、2年前に作ったもの。「BOWER ROEBUCK」社のウール・カシミア混のネイビーの生地です。光沢のある綾織で、深みのある艶やかなネイビーです。
3ツ釦段返り、サイドベンツ、スラントポケット。そうです。乗馬服がテーマです。
そして、もう一着は、同じく「BOWER ROEBUCK」社のウール、カシミア混の生地からハウンドトゥース(千鳥格子)を選びました。「BOWER ROEBUCK」の生地を選んだのは、偶然です。基本の形は、同じですが、ポケットは水平にしてチェンジポケットを付けました。
「ATTIREのオーダー会」の魅力は、松山氏との会話を楽しみながら、様々なディテールを決めていくことです。プロの話は、とても参考になります。採寸は、好みを伝えて、後はお任せです。また、釦や裏地など好み通りに出来るのも、オーダーならではの醍醐味なのです。
皆さんも、この大人の遊びに参加してみてはいかがでしょうか。今以上に、自分の洋服に愛着が持てるはずです。