集うことの大切さ

 照明を落として、ピアノと共に加治屋さんの歌が始まれば、ここはライブハウス「グローリーガイ」。

 昨夜、開かれた加治屋里砂子さんによるシャンソンライブ。前回の20名をはるかに越える32名の方が聴きに来てくださって、主催者側としては本当にうれしく、感謝しています。

 グローリーガイ創業時は、よく小さなパーティをしていました。皆がブレザーを着て集まるブレザーパーティや周年パーティなど何か理由をつけては集まっていました。移転して規模が大きくなると忙しさにかまけて、いつのまにか集まることをやめてしまっていたのです。

 子供の頃、夕飯を済ませた頃になると近所の人が我が家に集まってきます。田舎の家なので勝手口から靴を脱がずに台所兼居間に入ることができ、靴を脱がないことで人が集まりやすかったのでしょうね。九時ぐらいになると、もう大人の時間だからと言って、追い出されるのですが、そこに集まる人達がとても楽しそうにしているのを見ると、少しでも長く、その場所に居たかったことを覚えています。

 時代は大きく変わり、今では家族でさえ、なかなか集う機会が少なくなっています。

 私の思いは、ライブなどのイベントを通して、人が集うことの大切さを感じていただきたい。もちろん、そこに集いたいと思っていただけるような場所にしないといけませんが・・・。

 これからも定期的にライブは行って行きます。次回はカシェートのテラスでアコーディオンとバイオリンの同時演奏会を5月24日に行う予定です。ぜひ、集ってください。

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