2019.10.10
飽きがこないシンプルなものを...は、オトコの美学かもしれません。それを一番に体感したのは、革靴です。適切な手入れをしていけば、洋服よりも長く使えるのが革靴。長く使うからこそ、デザインは至ってオーソドックスで、オーセンティックなものを。ストレートチップに、Uチップ、ペニーローファーにチャッカブーツ。普遍的で、控えめなデザインのものをお選びになると失敗がないのではないでしょうか。
さて。今日ご紹介したいのは、【THE GIGI/ジジ】のチャコールグレイの無地ジャケット。シンプルで奥行き深い1着になりそうなだけに、革靴を引き立て役として話題にいたしました。
ひとまず、シンプルに徹してみました。ジャケットに、ハイゲージのタートルネック(morgano)。秋冬では本当に大好きな組み合わせです。下はデニムでも綿パンでも良いのでしょうが、もしデニム(Care label)にするなら、シルエットが綺麗なものを選ぶと良いですね。靴はペニーローファー(Paraboot)が万能です。
フランネルの生地です。程よい起毛感が、秋冬らしい季節感と、無地のなかに絶妙な奥行き感をもたらします。
モデル名は、「ART 329」。随分とソフトな生地だなと思っていたら、製品洗いのフランネル。製品洗いと聞いて、やはり思い出すのはBOGLIOLI/ボリオリでしょうか。
....縫製後のコットンのジャケットに、ガーメントダイ(製品染め&製品洗い)加工を施した「COAT」や、カシミア素材のものに同加工を施した「K.JACKET」。今でこそよくある加工の一つとして認知されていますが、当時は斬新かつ革新的な手法だったそうで、それを主導していたのが、ジジことピエルイジ氏。その辺のヒストリーは、ボリオリ好きのオーナースグルが詳しいです。
話を戻します。製品洗いをかけることで、生地に柔らかさが生まれ、こなれた雰囲気が生まれます。控えめながらも、ジャケットファクトリーの知恵が詰まった無地ジャケット。オーセンティックな段返りの3つ釦というのも良いではないですか。グレイのジャケットは、コレ!...と、ワードローブに加えて欲しい1着です。
ボリオリ時代の輝かしい実績も「Don't look back」。今は、THE GIGI/ジジ。ジジのアイテム(タートルネック、コーデュロイパンツ)を使って、カジュアルに振ってみました。
色気があります。多くの着用場面に恵まれ、長く活躍するのではないでしょうか。身長183cm・体重66kg・胸囲95cmで、46サイズを着用しています。
MODEL:「ART 329」 製品洗い フランネル無地3Bジャケット
SIZE:44 ・46 ・48 ・50
COLOR:チャコールグレイ(750)
MATERIAL:毛100% 袖裏地:アセテート60%・レーヨン40%
PRICE:¥128,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで
ジジ@マガジーノ。売り場をちょっとマイナーチェンジしました。
是非お店を覗いてくださいね。通販の方に店頭のようなイメージで見ていただけないことが残念ですが、【THE GIGI/ジジ】でまとめてご覧ください。
「SUGURU STORY」動画配信中です。第3回は、HERNO&GRENFELLのアウター特集です。是非チャンネル登録をしていただき、ご覧ください。