３日間の旅、いや東京出張を終えて、昨夜晩くに戻ってきました。なんて、この時期の恒例ですし、来週も、もしかすれば再来週も出かけますので、大袈裟な書き出しになってしまいました。ただ今回、いつもの定宿が４月より1.5倍の値上がり。７年近く慣れ親しんだ宿で、第二の我が家に戻るような気楽さがあっただけに、とても残念です。これも時代の流れでしょうか...。でも今回泊まったホテルも交通のアクセスが今まで以上によく、朝の朝食をのぞけば、申し分ありません。いつも私の我儘を聞きながら、探してくれた辻観光の辻さんに感謝です。どこのホテル？は、また時間のある時にお話しますね。

　チェックアウトのため、部屋を出る際に撮った写真です。本日のご案内は、キャリーケースの上に乗っている私のパートナー【CHAMBORD SELLIER/シャンボール セリエ】の「BOURRE」についてです。２泊であれば、いつもならZANELLATO(ザネラート)のボストンバッグ。よく慰安旅行の際に使っている行李です。ただ出張中の天気が荒れるという事で、レインコート、折り畳みの傘、着替えと荷物は多くなります。あまりキャリーケースは使わないのですが、ここはカミさんの意見に従いました。そうなれば、日頃、使い慣れたバッグが一番です。

　本日の出で立ち(BOGLIOLIのジャケット、mey storyのカットソー、JACOB COHENのホワイトデニム、Spring Courtのスニーカー)に持ってみました。初めて手にした時の感動が蘇ってきます。デザインはもちろん、グリップの良さに一目惚れして手に入れたバッグ。購入して、既に５年は経つでしょうか。色違いが、どうして欲しいと今回のセレクトとなりました。

　ソフトなシボ革「LUGUN」に施されたエンブレムは、レオナルド・ダ・ヴィンチによって設計された、この地方の象徴でもあるシャンボール城。気品を感じる顔立ちです。

　トートバッグですが、開閉式のジップ付きで、海外でも安心です。また、愛犬のように足元に寄り添わせるには、不可欠な底鋲。これがあるかないかは、セレクトするかしないかの分かれ目。大きさやデザインにもよりますが、付いていない鞄は、どんなに魅力的でも選ばないようにしています。【CHAMBORD SELLIER/シャンボール セリエ】に使用されているのは、コロンとした丸みのある半丸底鋲。高級ブランドの鞄には、必ずと言って良いほど、この半丸の底鋲が付いているはずです。

　片方にジップ付きのポケットのみと、室内は至ってシンプル。中をお見せするのを戸惑いましたが、折角です。ポケットには携帯と煙草。長財布、小銭入れ、カードケース、眼鏡ケース、あるいは文庫本などは雑然と入っております。軽装であれば、１泊の出張にも使え、中身を入れ替える手間もかかりません。

　取り外し可能なショルダーストラップ付きの２WAY使用です。

　もちろん、ブラックもご用意しました。比べてみてください。ほぼ毎日、５年間ほど使い込んだ私のものと。革の艶も増し、美しい経年変化です。

　日常では、殆ど使わないショルダーストラップ。使い込むことで柔らかくなっていく革は、絶妙なハンドルの長さによって肩に掛けても体から離れることはありません。長く愛着をもって使うバッグは、やはり上質なものを選ぶべきと、改めて気付かされた一瞬でした。

MODEL：「BOUREE LAGUN」ショルダーストラップ付きトートバッグ
SIZE：縦35×横32×マチ14㎝　持ち手51㎝　ショルダー全長113㎝
COLOR： グレージュ・ブラック
MATERIAL：牛革
PRICE：￥170,000(本体価格)＋税

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