2017.01.23
自宅には2台分の駐車スペースしかなく、やむなく近くに借りていましたが、12月で閉鎖。どうしようかと思っていたら、隣の畑の一画を借りれることになり、一安心です。今までのように寒さに震えながら歩く必要もなく、とても快適です。ただ、5.6分ほどの短い距離でしたが、星を眺めたり、風を感じたりして歩く楽しみもあり、またコートやマフラーなどの防寒着が増えたことは大きな収穫です。ドアツードアだと、ついついコートなしって事にもなりがちです。コートの着る、脱ぐは、靴の履く、脱ぐと同じで、オンとオフ、或いは公と私の分かれ目にある動作だけに疎かにはできません。"オトコは一歩外に出ると7人の敵がある"なんて諺もあるほど。そんな大袈裟なことではないにしろ、内から外に出る身嗜みとして意識するといいかもしれませんね。
本日のご案内です。2017年春夏の新作が続々と入荷中ですが、少しお待ちいただいて、こちらをご覧ください。
本日の出で立ちに羽織った3型のコート。色目は全てネイビーで、素材はウールです。今週から始まる2017年秋冬メインコレクションを前にして、リサーチを兼てのブログ紹介です。
昨年末、年明けのPITTI UOMOに先駆けて行われたプレコレクション。まず感じたことは、英国トラディショナルの流れが確実にやってくること。既にベルトレスのトラウザースやブレイシーズ、ラウンドカラーやピンホールカラー、あるいはダブルカフスのシャツなど各アイテムのディテールも英国調に流れており、柄行きもヘリンボーンやグレンチェック、ハウンドトゥースなどの伝統柄が多く登場しています。カラーのみは鮮やかなブリティッシュカラーよりも、グレイやブラウン系と比較的渋めなトーンで提案しているブランドが多いのですが、欠かせてはならないのが、ネイビー。ブラック人気でやや目立たない存在でしたが、やはり永遠の青春カラーは根強い人気を誇ります。着こなし方は、英国紳士を気取るより、それを着崩したスポーティーでラフなカレッジスタイルを思い描いた方が当てはまりそうです。そして、その流れはアイビー・ルックに繋がるのですが、さすがに洗練された大人のクラシコファッション。そこまで子供じみてはいません。あくまでもセクシーで、その視線は学問ではなく、女性を意識しています。
全身写真の一番上が、Sealup(シーラップ)の「ハリスツィードアルスターコート」。
トレンチコートの原型となったアルスターコート。スコットランド北西部のハリス地方で取れる羊毛を手で紡ぎ、その糸を伝統的な手織り機で織り上げる"ハリスツィード"を使った、このコートは正にブリティッシュテースト。個人的な物欲を増すコートですが、サイズ44はややタイト。サイズが合えば、欲しいコートです。
中段の写真で羽織ったコートは、TAGLIATORE(タリアトーレ)の「チェスターコート」。キャメルと2色展開です。
アルパカ混ウールのヘリンボーン柄が英国気分。見た目よりも軽い着心地に驚かされるはずです。癖の無いチェスターコートだけに初心者にもお勧めです。
最後に登場したのが、TAGLIATORE(タリアトーレ)の「LEWIS」。ラグランスリーブのバルカラーコートです。意外に通好みであり、トレンド感あるコートが、こちらかもしれませんね。
生地を縮絨(生地の状態で縮める加工)をしたモッサ。メルトンに比べて、ふんわりとした表情が特徴です。もう何年も着込んでいる、そんな素朴な表情を見せるコートに仕上がっています。なんと、サイズ46が...。迷うところです。
と、本日は、次の冬を意識しながらも、今すぐに着ることのできるコートを3型、ご紹介しました。いかがでしたでしょうか。ぜひご検討ください。因みに今週の展示会は、TAGLIATORE(タリアトーレ)、DREW&CO.(ドリューアンドコー)、Bagutta(バグッタ)、PT01(ピーティーウーノ)、そしてBOGLIOLI(ボリオリ)の展示会を見て回ります。次は木曜日にお会いしましょう!!
大切なことを忘れておりました。今週、25日水曜の夕暮れ時より、「More Sale」が始まります。今までセールになっていなかった靴、バッグなどの雑貨類、JACOB COHENのデニムなどを対象に、よりお求めやすい価格に変更させていただきます。ご期待ください。
cachette blog、magazzino blogも更新しております。ぜひ、ご覧ください。
** Facebook・Instagram更新中!! **
FacebookとInstagramを更新中です。こちらからも、色々な情報を発信しております。