季節はこれから夏へと向っていきますが、ファッションの業界的には、そしてトレンドに敏感でアンテナを高く張っている方々にとっては、すでに夏が終わって、気持ちは秋に移行しようとしている時期ですね。

　ただ、心と体のバランスが難しいこの時期、なかなかウエアまでは触手が伸びないジレンマもありますが、そんな時は、お手持ちの小物アイテムを見渡してみて、コーディネートのちょい足しアイテムを探してみるのはいかがでしょうか。

　ということで、小物と言えばベルト。本日はベルトをご紹介していきます。

　コーディネートに深みとコク、時にはピリッとした刺激を与えるベルト。GLORY GUYでも、その重要性を声高に謳い続けていますが、コーディネートの引き立て役として、あるいは、自分らしさを主張するアイテムとして、いわゆる「料理のさ・し・す・せ・そ」的な存在でもあるベルトは、決して疎かにできません。

　本日ご紹介するのは、独特な感性と、某有名ビッグメゾンも手掛けるクオリティーの高さから、イタリア国内に留まらず、世界中で注目を集めている【TIBERIO FERRETTI/ティベリオ フェレッティ】です。砂糖の甘味か、醤油や味噌の風味か。はたまた、ピリッと辛さが効いたアイテムでしょうか。本日は2型ご案内いたします。

　メダリオンを施したツヤありレザーとスエードの切り替えベルトは、コーディネートに溶け込ませやすく、万能ベルトとして活躍します。

　ダークブラウンスエードは、デニムなどに合わせやすいアンティークブラウンの切り替えで、ブラックスエードには、落ち着いた印象でコーディネートの幅を広げてくれるグレイをセレクトしています。

　塩を少々、甘さ控えめにして醤油で風味を持たせた大衆的な味わいでしょうか。

　モデルは身長180㎝、体重67㎏。パンツサイズは46で、こちらのベルトは85を着用しています。

　ブラウン×ダークブラウンで合わせたジャケットはTAGLIATORE、シャツはBagutta、パンツはRICHARD J.BROWNです。グレイ×ブラックで合わせたジャケットはTAGLIATORE、ジレもTAGLIATORE(未紹介)、パンツはPT01です。

　こちらも切り替えデザインですが、かなり斬新なデザインです。「さ・し・す・せ・そ」以外に、シルクロードを渡って伝わったヨーロッパの香辛料によって、ピリ辛な味付けに仕上がっているようです。

　バロック調の絵をプリントしたレザーは、グレーとネイビーで異なります。

　バロック調の特徴は、それまでのルネサンス芸術に代わってイタリアを中心にヨーロッパで広まった様式で、このベルトの柄のように、凝った装飾や誇張された描写や造り、壮大さを持ったデザインによって表現されています。

　ただ、お恥ずかしながら芸術の分野は知識が乏しく、これ以上は...。画像を拡大して雰囲気をご覧ください。芸術は奥が深いです。

　そして、バックルもカラーごとに異なります。ネイビーは丸みのあるフォルムで、グレイはスクエア型です。

　ジャケットやニットを羽織れば見えるのはバックル部分だけですが、デザイン性のあるバックルは、それだけでも味付け十分です。上着を脱いだ後、色柄は意外と優しく、パンツの色に同化させると、決して大味になりません。

　モデルは身長180㎝、体重67㎏。パンツサイズは46で、こちらのベルトは85を着用しています。

　ネイビーで 合わせたジレはTAGLIATORE、シャツはBARBAのDANDYLIFE、パンツはRICHARD J.BROWNです。グレイで合わせたニットはCruciani、シャツはBARBAのDADYLIFE、パンツはPT05です。

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